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捨てる神あれば拾う神あり [仕事が好き]

今週最大のイベントは、今日の午前中に行った外国人研修員向けの2時間講義だった。その準備のために、火曜夜は完全に徹夜して始発で帰宅し、木曜夜はオフィスにそのままお泊りした。それだけの作業があったわけだが、投入した時間と労力に対して、実際の研修を終えてみると多くの研修員が「すごく勉強になった」と言って握手を求めてこられ、さらに記念写真を一緒に撮らせて欲しいと求められ、同行していたコーディネーターからも「こういう研修をやってもらえてとても良かった。来年は(半日ではなく)1日枠に拡大してやらせてほしい」とまで言ってもらえた。努力が報われた瞬間であった。

部下が辞め、その補充がいつ行われるのか目処も立たず、残された仕事の割り振りどころが定まらずに結局自分で背負い込まなければいけない部分が急増し、しかも一兵卒がやってる仕事を管理職がやらざるを得ない状況について上司からたしなめられる等、今週は暗い話も多くて、仕事をやっているのが嫌で嫌で仕方がなかったけれど、締めは明るい話題でよかった。ここ1ヶ月ほど、この研修については早めに準備せねばせねばと思っていたのに結局土壇場まで着手できなかった。突貫工事で辛かったけれど、研修自体は成功で終えることができ、気持ちよく週末を迎えることができる。

ただ講義をダラダラ2時間やっても眠くなる受講者もいるだろうし、1年近く遠ざかっている題材での講義だったので、2時間も話せるネタもない。そして何よりも大切なのは、受講している研修員だって自分の国の状況はよく知っている人たちなのだから、各々が一家言あるわけで、鍵となる質問をいくつか設定して彼らに話してもらえれば、それだけでもとても効果的な相互学習の機会になると思った。そこで、今回はトップダウン型の講義ではなく、受講者に考えるネタを提供してグループディスカッションをやり、その後各グループから発表をしてもらって、それに不足している部分があれば僕が補足して気付きを促す方法を取った。

これを行うためには、ケーススタディを幾つか準備しておく必要があり、昔まとめたレポートの英訳を3月に業者に発注に出した。その英訳ドラフトが出来てきたのが先週金曜日。60頁近いその英訳のチェックをするのに今週前半を費やし、ケーススタディの読み込みとグループディスカッションの前に僕が話す概論レクチャー分のパワーポイント資料を作るのが前日夜になってしまった。出来上がったのは午前2時過ぎ。とにかく突貫工事だった。

このところ、研修の学習効果を高めるには研修のデリバリーの仕方にどのような工夫が要るのかをずっと考えているのだが、今回はケーススタディを上手く活用でき、受講者一人一人に考えてもらえ、それを提示してもらうことで他の受講者の気付きを促すことができたと思う。手前味噌にはなるが、これまで様々なタイプの研修を自分で動かしたことがあるが、今回の研修は今までで最も研修効果が期待できる研修になったのではないかと思う。たとえ使用言語が英語であったとしてもだ。


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NO NAME

自分の満足のいく研修ができてよかったですね。
私も研修などに出席しても だらだらとした講演、けんしゅうは眠たいばかりでかんどうしたこうぎに最近出会えていないです。
by NO NAME (2006-04-08 17:18) 

Sanchai

NO NAMEさん、コメントありがとうございました。通常、自分の会社が主催している研修プログラムで自社の社員が専門家として講師を行うことはないのですが、今回はそういう機会を与えられてそれなりに評価してもらえる研修を行ったわけで、万が一今の仕事が嫌になって会社を辞めることになったとしても、自分の専門知識で業界内である程度は食っていけるのではないかという自信にもなりました。それを心の支えにして、引き続き精進していきたいと思います。
by Sanchai (2006-04-09 09:51) 

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