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Freak the Mighty [テレビ]


Freak the Mighty

Freak the Mighty

  • 作者: Rodman Philbrick
  • 出版社/メーカー: Scholastic Paperbacks
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: ペーパーバック

あらすじ
マックスウェル・ケイン(「マックス」)は周りから厄介者扱いされている8年生(中学2年生)である。彼はそんな自分のことを「頭のでかい間抜け」と読んでいる。彼の父親が母親殺しの罪で収監されて以来、マックスは祖父母(グリムとグラム)と一緒に住んでいる。意地悪い同級生からのいじめや特別学級での授業は、彼が自分に抱いているイメージ、劣等感を克服させることはできない。そんな彼がケビンに出会ったとき、彼には心の準備が全くできていなかった。ケビン、別名「フリーク」は、頭脳的には生まれながらの天才だが、生まれた時から障害を持ち、松葉杖や補強器具がないと生活が送ることができない。そんな2人の間に奇妙な友情が芽生える。フリークの想像力と自信によってマックスも勇気付けられ、またフリークもマックスに肩車に持ち上げられ、どのような場所へも自由に行けるようになる。2人が一緒になることで、彼らは、誰にも負けない「全知全能のフリーク(Freak the Mighty)」になったのだ。
今となっては時間も少し経過してしまったプネへの旅行中、僕がホテルのテレビで観た映画The Mightyの原作である。元々はロッドマン・フィルブリックのヤングアダルト小説で、映画のDVDすら発売になっていないので映画を観て下さいというのはなかなか言いづらいのだが、HBOを長く観ていればたまにはお目にかかるかもしれないので、覚えておいていただけるとよいのではないかと思う。
FreaktheMighty.jpg
そんな映画作品をなぜ取り上げたかというと、「パートナーシップ」という言葉を改めて考えさせられる良いきっかけになったからだ。それがどういうものなのかを非常に単純かつ明快に示してくれているのがこの作品だと思う。体の機能や知能に障害がある人も、その機能や知能に優れた人と組むことによって普通の人以上の能力を発揮できるようになる。お互いの強みを組み合わせることで、パートナーシップは各々がばらばらで何かをやる場合にはとうてい到達不可能なレベルの成果を挙げることができる。「相互補完」とはちょっと違う。弱点を補い合うのではなく、強みを共有するという点で。

もう1つの理由は、ラストシーンが泣けることである。原作の小説ではあらすじで紹介したところまでしか描かれていないが、映画ではこの後2人のデュオに転機が訪れる。仮出獄したマックスの父親が彼を誘拐するところからストーリーは急展開し、やがて2人は別れの時を迎える。マックスは知能障害を乗り越える自分の可能性を見出し、独り立ちしていく。アマゾンの原作紹介欄では酷評されていた映画化であるが、映画化する場合にはどうしてもクライマックスシーンやエンディングが必要になるのでこういう展開だったとしても何ら違和感はない。僕がこの本をベースに映画の脚本を書くなら、同じような描き方をするだろうと思う。

最近は失言問題で干されている感のあるシャロン・ストーンがフリークの母親役で出ているのと、『X-Files』のFBI捜査官役だったジリアン・アンダーソンがチョイ役(でもちょっとイイ役)で出ている以外は、目立った俳優は出演していない。興行成績も大して上がらなかっただろうし、ビデオやDVDにしてもそれほど売れなかったに違いない。でも、意外と秀作だと思う。機会があったら是非ご覧下さい、HBOで。

今回は原作本の方をタイトルに使ったが、機会があれば原作も入手して、薦められるならいずれ子供達にも読んでみて欲しいなと期待している。
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