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『ブレークスルー・マネジメント』 [読書日記]

ブレークスルー・マネジメント

ブレークスルー・マネジメント

  • 作者: 司馬 正次
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本
内容(「BOOK」データベースより)
コントロールかそれとも破壊か、改良か飛躍か、常識か超常識か。現代マネジメントに絶えず突きつけられる選択に、いかに対処すべきか。MITでの講義をベースに、その事例とノウハウを明らかにする。
インドに赴任してくる際、仕事上必要になるかもしれないと思い買った本。必要にならなかったので結局今まで積読状態で放置してきたのだが、こうなると日本に持って帰る気にもならないので、とっとと読んでどこかに寄贈しておこうかと思っている。(面識もありませんが、司馬先生、申し訳ありません。)

「ブレークスルー・マネジメント」とは、時代や環境が変化し従来のビジネスでは立ち行かなくなった時、「従来のやり方を手直しする」のではなく、まったく新しいやり方に変え、過去の組織と一線を画する新しい組織の枠組みを作り上げるために必要なマネジメント方法のことを言う(国際開発ジャーナル、2010年5月号、p.15)。ただ、1987年にリチャード・フォスター著、大前研一訳『イノベーション―限界突破の経営戦略』を読んだことがある僕にとって、書かれていることはあまり目新しいことでもなく、正直な話、本書と『イノベーション』を今一度読み比べてみたいと思った。(面識もありませんが、司馬先生、生意気言って申し訳ありません。)

ただ、本書を読みながら、リーダーにとっての現場主義について描かれている箇所については興味深く読ませていただいた。そもそも著者が頻繁に言及する「金魚鉢の中に飛び込んで金魚と一緒に泳いでみる」という発想自体が現場主義と近いわけだが、著者はジョージ・フィッシャーを引用しつつ、「組織変革の第一歩は行動にあり、その行動は顧客訪問から」と説いている(p.193)。そして、顧客訪問の原則として、以下の5点を挙げている。
1)CEO自身から顧客訪問の行動を始めよ。
2)売るために行くな、聴くために訪れよ。
3)二つの質問に集中せよ。それは、お客が、自分の企業を好いている点は何か、嫌っている点は何かの2点である。
4)現場の人と会え。
5)最も手強いお客と会え。
 (pp.194-195)
全部が全部自分の今関わっている仕事と関係してくるわけではないが、幾つかは当たっていると思う。インドから離れ、本当の意味での現場からは遠ざかることになるが、何らかの形で日本国内に現場を探したいものだ。

ついでに言うと、この「ブレークスルー・マネジメント」をうちの会社に当てはめるとすると、著者はどんな指導をうちの会社のリーダーに対してするのだろうか。ちょっとばかり興味がある。

最後に、意図したわけではないが、少し前に読んだ『問題解決ファシリテーター』とよく似た記述があり、発想をまとめ上げるプロセスについてはある程度は普遍性があるものが存在するのだというのがわかった気がする。
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