So-net無料ブログ作成

「タイムスクープハンター」は面白い! [テレビ]

毎週木曜夜10時からNHKで放映されている「タイムスクープハンター(TSH)」にハマっている。放送時間がちょうと僕が帰宅してちょっとくつろいでいる頃で、その直前にNHKニュース9を見てプロ野球の結果を確認し、そのままチャンネルを変えずにいたら、3シーズン目の第1回「のろしを上げよ!(平安時代)」を見ることができた。対馬の沿岸部で外国の海賊船を見張る最前線の警備員達の話で、ちょうど誉田哲也『国境事変』を読んだ直後だったので、国境の島としての対馬を改めて実感させられる話であった。

兼ねてから僕はこのブログでも述べているが、僕らが習った歴史は基本的には政治史で、中央政界の歴史といってもよかった。当時の庶民がどのような暮らしをしていたのか、中央ではなく地方に配置されていた役人やそこで雇われていた作業員がどのように働いていたのか、職種は後世に知られているものの、実際どのような仕事の仕方をしていたのか、といったことは、実はあまりちゃんと勉強していない。上っ面をなめただけで終わってしまっていて、有力な政治家の名前と政策を知っていればテストである程度の点数は稼げたのである。

今でも、NHKの大河ドラマといったらそんな視点で描かれていると思う。「江」はそれでも史実を相当にひん曲げる脚色を施しているので、最初の数回で飽きてしまい、その後全く見ていない。(チャンネル権を他の家族に奪われているということもあるが(苦笑))それに比べると、TSHは僕らもあまり史実を知らないので、かなり番組制作の自由度は高いし、脚色が多少入っていたとしても、さほど苦にはならない。実際にそういうことがあっても全然不思議はない、そんな感じだったんだろうなと受け容れられる。
*TSHのHPはこちら!⇒http://www.nhk.or.jp/timescoop/index.html

7月7日(木)放送分「維新ロマンス英語塾(明治時代)」もとっても結構なお話であった。

TSH.jpg
<あらすじ>
 今回の取材対象は明治維新の英語塾、アメリカ人教師と英語を学ぶ日本人の若者。
 1858年の日米修好通商条約や欧米五カ国との条約の締結以後、港を開港し、外国人居留地の設置が進められた。各国公使と幕府老中との書簡の往復や会談が頻繁に行なわれるようになったが、当時英語やフランス語ができる人はほとんど存在せず、外交に重大な支障を来す恐れがあった。明治に入って、さらに外国語に熟達した人材の育成が急がれていた。横浜などで公営、民営の語学塾が多く設立されていく。
 1872年、明治5年の横浜。若い生徒たちが真剣な顔で授業を受けている。外国人との商売でうるおう吉本が開く英語塾である。熱心にメモをとる生徒のひとり、前田健吉(20歳)。健吉は時代が激変し、これから日本がより一層、国際社会へ乗り出すことを感じ取っていた。そのためにいち早く英語をマスターして、貿易商として成功することを夢見ている。
 そんなある日、吉本が学生に告げた「この塾に米国人の先生が教えてくれることになった」健吉たちは興奮した。生の外国人から直接、英語を学べるという千載一遇のチャンスだ。
 翌日、吉本が外国人教師を連れてきた。生徒一同、その姿を見て息を飲む。若くて、とても美しいアメリカ人女性だったからだ。名前はレイチェル・アンダーソン。
さすが七夕の夜だけに、NHKもサービス満点。レイチェルさんの美貌に思わず見とれた。結局このラブロマンスは成就しなかったのだが、前田とレイチェルのお互いを見つめあうシーンの長回しにはオヤジも胸がときめいた。この日は、末っ子を除く家族全員でヒューヒュー言いながら番組を見ていた。

この回の放送を見ながら、僕は少し前に読んだイザベラ・バードの『日本奥地紀行』と中島京子『イトウの恋』を思い出していた。先ず、イザベラ・バードが横浜を起点に東北・北海道を歩いたのが今回のTSHとほぼ同じ時期で、おそらくはその服装はレイチェルの服装と似ていたのではないかと考えられる。そして、イザベラ・バードに同行した通弁(通訳ガイド)の伊藤の服装も、今回のTSHの前田と同じようなものだったのだろう。イザベラ・バードはその時点で47歳のおばさんで、19歳のレイチェルと同一視するのは結構無理があるが、今回の前田の姿には伊藤の姿がかなり重なって見えた。英語が殆ど知られていないなかで必死に勉強しようとしていた若者達の姿を見て、我が家の子供達も何か感じ取ってはくれなかっただろうか。

ついでながら、NHKが毎週水曜夜10時から放映している「歴史秘話ヒストリア」もなかなかいいです。こちらは大河ドラマとTSHの間ぐらいのところを狙っているんだと思うが、歴史大好きの僕でもあまり知らなかった史実がかなり紹介されている。今週の放送は「世にも数奇なラストサムライ~幕末 いつも”そこ”にいた男・中島三郎助~」で、ペリー来航時に浦賀の与力として初めてサスケハンナ号に乗船して最初の交渉をやるはめになった中島三郎助のお話。いわば米国人と初めて英語で会話した日本人ということになるが、さすがに当時の日本人が英語の交渉でどれだけ苦労したのかがしのばれるシーンが出て来ていた。
nice!(4)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 4

コメント 1

衣笠十字路

タイムスクープハンターは、来年の4月からはTBSが「生き物にサンキュー」の後継番組として放送するそうです。
by 衣笠十字路 (2014-09-17 18:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る