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想い出の剣道夏合宿 [家族]

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8月21日(日)から22日(月)にかけて、僕達が通っている町道場の夏合宿があった。東京・江東区にあるBumB東京スポーツ文化館での1泊2日の日程には、僕と小2の次男が参加、非常に中味の濃い稽古をすることができた。

うちの道場ではただ今暑中稽古に真っ最中でもあり、僕達は前日(20日)夕方にも稽古があった。3日連続の稽古というのは僕自身本当に久し振りで、筋肉痛に悩まされながらもなんとか無事に過ごせたと思う。週末からこの週明けにかけて、東京地方は曇りと雨の日が続き、気温も20℃以下に下がることもあった。猛暑の中での合宿だったらそれなりにバテたと思うが、幸いなことに気温が下がったおかげでオジサンでも稽古になんとかついていけた。(季節の変わり目に体調を崩す僕の悪いところが出て、合宿2日目は少し風邪気味だったが(苦笑))

息子の方は、それまで1ヵ月近い夏休みがあって久々に稽古に臨んだため、合宿での厳しい稽古にバテ気味の様子だったが、それでも友達と一緒ということもあり、なんとか最後まで稽古についてきた。

子供達の稽古を眺めながら、僕は自分が小学校高学年の頃に毎年参加していた剣道少年団の夏合宿のことを思い出していた。もう36~38年も前の話になる。



僕が住んでいた町の少年団の夏合宿は、揖斐川を上流に遡っていった岐阜県・坂内村で毎年行なわれていた。今はトンネルが幾つも開通して実家から車で1時間少々で坂内村には着いてしまうが、当時の行程はというと、揖斐川を見下ろす崖の中腹に作られた細い道路をクネクネ曲がりながらマイクロバスで進むため、3時間はゆうにかかる長い道のりだった。万が一対向車と出くわすと、どちらかがバックしてすれ違えるエリアまで戻って道を空けないとすれ違うことが難しい。すれ違うのもギリギリで、崖にぶつかったり、谷底に転落したり、そんな恐怖を毎回味わいながらの行程だった。同じ揖斐郡内の移動に過ぎないのに、当時の坂内は僕らにとっては別世界で、とても同じ郡内だとは思えなかった。(そのさらに30年も前にかの旅する民俗学者・宮本常一は、坂内の広瀬集落からさらに奥に入って、八草峠を抜けて滋賀県側まで歩いたというのだから、民俗学者というのはスゴイ。)

それだけ遠かったから、当然合宿は1泊2日なんてわけにはいかない。今となっては記憶も定かではないが、3泊4日程度はあったのではないかと思う。宿舎は木造で、毎日の稽古はそこから数百メートル離れた坂内小中学校の体育館まで防具をかついで歩いた。朝はラジオ体操で始まり、午前の部と午後の部の稽古があった。厳しい先生だったので普段から稽古についていくのは大変で、先生にかかっていくかかり稽古の時は毎回先生にふっとばされながら涙目で竹刀を振っていたが、少年団の仲間が「頑張れ」「ファイト」の大声援を送ってくれるのが支えになったと思う。

同じ体育館で、大垣の高校の剣道部の人たちも合宿で来られていた。時々稽古をしていただいたように記憶はしているが、あまり自信がない。高校剣士がすごく大人に見えたのだけは覚えている。

食事は宿舎でご馳走になっていたと思うが、飯盒でご飯を炊いた記憶もある。午後の稽古の後、近くを流れる揖斐川の支流に泳ぎに出かけた。橋の上から飛び込んだり、今の都会の子供達には考えられないほど大胆な水遊びをしていたと思うが、平気だった。後で聞いたら、早い流れに体を持っていかれて溺れかけたチームメイトもいたらしい。勿論、助けを求められたら皆で助けに行ったと思うが、そういう場合の危機対応能力は当時の僕らにはあったと思う。

チームメイトは同じ小学校に通っている近所の奴が多かったので、夜は一緒に夏休みの宿題を片付けるような時間もあった。合宿は8月上旬、夏休みの間に2回ほどあった「登校日」というやつの第1回目の直前ぐらいに行なわれていたので、登校日にチェックされる前にある程度宿題やっておこうということになった。勿論、夏の定番、花火もやった。勿論、別の学校に通っていた強かった同期生とか、ちょっとワルっぽい先輩とかもいて、いじめられたりしたこともあったと思う。

今振り返ると楽しい思い出ばかりだが、当時はやっぱり「合宿」というと身構えた。あの厳しい稽古を毎日やるのかと考えると恐ろしかったし、普段は一緒に稽古していない同じ町内の別の道場の連中とも合同で稽古するわけで、未知なる強豪と遭遇するのも怖かった。先輩も怖かった。ただ、こうして交流した町内の小学生が、全員同じ中学校に上がった時、既に顔見知りも多くて剣道部に入部しても全く違和感がなかった。(ワルの先輩はやっぱりワルだったが(笑))。一緒に過ごしたチームメイトと今も連絡を取り合っているということは残念ながらしてないけれど、小中高を通じて「夏合宿」といったらこの少年団の夏合宿しか記憶に残っていないということは、やはり僕にとっては大切な思い出だったのだろう。中学では合宿自体をやった記憶がないし、高校では合宿はあったが、高校の施設を使ってお泊りしたものだったので、スペシャルな感じはまったくなかった。あの頃、マイクロバスを自ら運転し、断崖絶壁の道路を走って僕らを合宿先まで引率して下さった鬼の先生に今は感謝したい。

翻って今回の1泊2日の合宿で、子供達はどれだけ濃厚な時間を過ごせたのか、何を学んだのか、それはわからない。技術的な面で飛躍的に伸びるとは思えないけれど、こうしてチームメイトと時間を共有することで、きっと我が子も剣道にもうちょっと前向きに取り組めるようになるのではないかと期待したい。

わかりやすい剣道段級審査

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この本の「木刀による剣道基本技稽古法」を、来年の夏合宿までに勉強しとこう。うちの子供は平日の稽古に行ってないので、木刀での稽古を全く習っていなかった。僕も習ってない。そんなわけで、夏合宿の一部はあまりちゃんとした稽古ができなかったのが今回の反省だ。
タグ:剣道
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