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『南部アジア』 [時事]

南部アジア (世界政治叢書)

南部アジア (世界政治叢書)

  • 編者: 山影進・広瀬崇子
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: 単行本
内容(「BOOK」データベースより)
ダイナミックに変貌しつつあるアジア政治は、さまざまな問題を抱えながら、新しい課題に挑戦している。本書は、世界の注目を集めている南・東南アジア諸国を「南部アジア」として一括して取り上げ、その成り立ち・特徴・現況・将来展望について、各国が抱える主要課題ごとにまとめて詳解するとともに、地域協力・地域秩序の現状と将来を論じる。ユニークな編集方針の下、グローバル化する世界の中にアジア政治の「今」を6部構成で立体的に描き出す。
この週末、相当量の仕事を持ち帰っていた。2日合計48時間をフルに使ったとしても片付くかどうかわからないほどの分量だった。こういう場合、実際に想定作業量を100%クリアすることは先ず不可能で、想定作業量の3割から4割程度しか達成できないことが多い。金曜夜は打合せからすぐ飲み会へと移行したので、持ち帰る仕事にあまり優先順位付けもせず、取りあえず全部持ち帰ったという感じだった。

本気で100%を狙うなら、持ち帰り残業よりも休日出勤の方が良い。或いは、図書館や喫茶店など、自宅以外の場所で集中して作業するのでもよい。19日(土)は、午後から近所のコミセン図書室に出かけ、週明け月曜日の職場の自主勉強会で取り上げる論文を斜め読みした。英文なので読んでいて眠くなり、あまり集中して取り組めなかったが、自分がレジメを作って発表する当番ではなかったので、取りあえず目を通したというアリバイだけでOKとした。

図書室での次の読み物は、今回紹介する各国政治情勢について書かれた論文集だった。これは、その後に予定している2つの作業のための予習と位置付けた。この2つの作業は、デッドラインがそれぞれ週明け火曜日と金曜日である。平日でも作業できるといえばできるのだが、平日は平日で他の雑多なロジが立て込んでいる。

たいていの論文集は、一定の枠組みの下で、参加した研究者がそれぞれ独自の研究テーマを設定して論文を書く。共通の分析枠組みがしっかりしていて各章が一定の視点で書かれているのは気持ちがいいが、分析枠組みに対して参加者の裁量の余地を広めにしている場合は、なかなか収拾がつかなくて、論文が寄せ集めにしか見えないこともある。

論文集で難しいのは、ある一定の分析枠組みが定められていたとしても、各章で取り上げるテーマが国別になっている場合である。たいていの読者は、複数の国を横並びで見るよりも、ある特定の国に関心があると思う。例えば、特定の政策課題についてASEAN各国での取組み状況はどうなっているのか、各国別に章建てがなされている場合、たいていの読者は課題よりも国に興味があるため、全ての章に目を通そうとはしないだろう。章建てが国別になっている場合、読まれる章と読まれない章が明確に分けられる。読者の興味の持ち方によっては、歩留まりが少ない。

通常、地域研究では、「東南アジア」と「南アジア」は別々の文献で取り上げられることが多いが、本書はこれを「南部アジア」と定義し、東はフィリピン、インドネシア・パプア州、ベトナムあたりから、西はインド、パキスタンあたりまでを取り上げている点がユニークだ。僕などは個人的には南アジアのインド、ネパール、ブータンあたりに関心があったが、逆に仕事の方ではインドネシア、フィリピン、マレーシアあたりのムスリムと国のアイデンティティの問題を勉強しておかなければならないので、歩留まりが大きくて非常にありがたい1冊であった。それでも読んだのは全体の半分程度の章でしかないのだが(苦笑)。

19日(土)、先ず、第1章「アチェ・パプア―民主化後の特別自治と分離主義の狭間―」(首藤もと子)、第2章「カシミール問題とインド・パキスタン関係―領域支配・レファレンダム・自治―」(伊豆山真理)に目を通した。この日はここまでで夕方から道場の稽古にでかけ、22時30分までには就寝した。

20日(日)は、午前3時30分にいったん起きたが、第4章「マレーシア・シンガポール―グローバル化に揺れる多民族国家―」(金子芳樹)を読んでいるうちにウトウトしてしまい、気付いたら7時近くになっていた。この日は朝から次男の剣道の試合が近所のコミセン体育館で開催され、僕も主催者から大会運営のお手伝いを頼まれていたので、初戦敗退した我が子の試合を見ることもできず、最後までボランティアの仕事をやった。

試合終了して帰宅したのは14時近くだった。主催者の方から、自宅でのおよばれに誘われていたのだが、急なお誘いだったことから固辞し、先に誘われていた次男だけを食事会に送り出し、僕は仕事を少しでも進めようと自宅に残った。少しだけ仮眠をとって疲れを取った後、第5章「インドネシア―民主化時代のイスラーム政治―」(本名純)と第6章「フィリピン―マイノリティ・ムスリムの政治統合問題―」(川島緑)、第8章「ネパール・ブータン―孤立から開放へ/苦難の民主化―」(井上恭子)を読んだ。この時点で夕方になってしまい、家ではなかなか読書に集中できない時間帯になった。

残る第11章「インド―グローバル化への対応と民主主義の強化―」(広瀬崇子)は、本日朝の通勤電車の中で読むことになるだろう。

読んでみた印象としては、各国の歴史や紛争の経緯、政府の対応などが整理されており、レファレンスブックとしては有用だと思った。第2章のカシミール問題などは、ことの発端と事態の推移をクイックに理解する手助けにはなる。第1章も、インドネシアの地方分権化政策について軽く理解しておくには役立つ。

一方で、第5章のインドネシアや第6章のフィリピンのイスラームの問題は、それぞれが1つのテーマとして単行本で出ている文献があり、そちらの方を過去に読んでいるので、短い章で取り上げられている情報に、さほど目新しさがあったというわけではない。各国事情のおさらいのような感覚の読書だった。

他にも持ち帰って来ていた仕事はあったが、週明けすぐに行なうべき作業の準備としては、必要最低限のことはできたという状態で、月曜朝を迎えることができた。火曜夕方が目標となっている仕事を次に片付け、次は金曜朝が目標となっている仕事を片付ける――そんな段取りを取りあえず組んで、これから出勤の支度を整えます。


閑話休題―――。

このところ次男の稽古への取組み姿勢がより積極性を増し、道場の稽古に欠かさず出かけるようになってきた。「強くなりたい」という言葉が本人の口から出るようになってきたので驚いている。

うちの道場では子供の稽古が18時30分まで行なわれ、大人の稽古は19時から始まるが、その間の30分、親子で稽古をやらせてくれる。このところ毎週土曜日は、僕が早めに道場に出かけ、次男と2人、マンツーマンで稽古している。息子の竹刀さばきやクセ、欠点などを確認するよい機会だ。その前の子供の部の地稽古などを眺めていると、息子が意外と上達しているのに驚かされることもしばしばだ。

これは結構試合でもけっこう行けるんではないかと期待したが、緊張したのか単調なメン打ちでしかも遠間からの大振りを繰り返し、面抜き面で2本取られてあっさり敗退してしまったらしい。ふだんの稽古とはまったく異なる息子の様子に、意外とプレッシャーに弱いのではないかと疑ってみたくもなった。ただ、1回戦敗退が決まった後、悔しくて号泣していたと聞かされたのも意外だった。

負けて悔し涙を流すようになったのなら、もう少し伸びしろもありそうだ。ちょっと今後に期待してみたくなった。


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