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『剣道 世界一への戦い』 [趣味]

ご存知の方も多いと思うが、昨日から東京の日本武道館では、第13回世界剣道選手権が開催されている。初日の男子個人戦は、ベスト4に残った4名のうち3名が日本代表で、結局網代忠勝選手が、昨年の全日本選手権の覇者・竹ノ内佑也選手を破って優勝した。僕は会社を休んで会場で観戦していたが、決勝トーナメントのベスト16をかけた対戦で、ポーランドのBosak選手が韓国のSung選手に逆転勝ちして韓国の牙城の一角を崩した瞬間は、場内割れんばかりの大喝采だった。韓国が弱かったわけじゃなく、欧州勢が強くなってきたんだと思う。韓国も日曜日の団体戦は本気モードで挑んで来るだろうし、日本代表が個人戦でよく頑張ったからといって、団体戦の良績は必ずしも保証されないと思う。応援しっかりしないと!

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《緊張高まる武道館前》

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《華やかな開会式の様子》

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《決勝トーナメントの様子》

今週は僕自身が世界選手権ウィークで、昔米国駐在時代に何度か一緒に稽古していた旧知の方々が米国代表の応援のために来日され、うちの道場にも稽古に来て下さったし、また欧州のセルビア、ポーランド代表チームは、いろいろなご縁があってうちの会社の剣道部の稽古会にもご参加下さり、剣を交わしながら親交を深めさせていただいた。幸いなことに、両チームとも個人戦では決勝トーナメントに2、3人を進出させ、ポーランドのBosak選手はベスト8、セルビアのMilocevic主将はベスト16にまで勝ち上がった。毎回、日本と韓国、米国代表選手等でベスト8は占められてしまう中で、この成績はかなり良いと思う。

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《二刀流対逆二刀の激レアな対戦!これが決勝トーナメント緒戦で実現》

世界選手権は世界中の剣道愛好家が集まるお祭りのようなものでもあり、変わった構えをとられる剣士もたまに見かける。日本国内のいつもの大会よりも明らかに多いのは上段の構えをとる選手であるが、二刀流という選手もいる。それが予選リーグを勝ち上がって、決勝トーナメント初戦でなんと二刀対逆二刀というなんともレアな1戦が実現した。お互いに決め手を欠き、決勝トーナメントとも思えないガチャガチャチャンバラやってるような試合だった。20分近く戦っただろうか、観客の目をくぎ付けにした一戦だった。

さて、世界選手権詳報はさておき、本日ご紹介するのは月刊誌『剣道日本』が3月に出したムック本である。

剣道 世界一への戦い[世界選手権の激闘と迫り来る世界の強豪] (SJセレクトムック No. 26)

剣道 世界一への戦い[世界選手権の激闘と迫り来る世界の強豪] (SJセレクトムック No. 26)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: スキージャーナル
  • 発売日: 2015/03/18
  • メディア: ムック
内容紹介
第1回大会が開催されたのは1970年。以来、3年に一度、世界剣道選手権大会は実施されてきた。当初は宗主国・日本が圧倒的に強く、〝親善大会〞の意味合いが強かった。しかし、時は経ち、剣道を囲む環境は変わった。日本はかろうじて優勝記録を更新し、他国は本気で〝世界一〞を目指している。2015年5月、世界一を決める舞台となるのは、第1回大会が開催された日本武道館。45年ぶりに戻ってきた世界選手権ではどんな戦いが見られるのだろうか……。本書では、これまでの世界大会における激闘を振り返るとともに、来たる世界選手権で上位に進むことが予想される強豪を紹介する。

過去12回の大会を当時の日本代表の方々へのインタビューも含めて相当細かくカバーされている。韓国の強さ、米国の台頭など、過去の大会を振り返るとよく見えてくる。しかも男子だけではなく女子の代表の戦績についてもフェアにカバーされている。ふだん『剣道日本』は海外の剣道事情について記事で扱うことが少ないので、世界選手権を前にこういう特集をムックとして出してくれるのはとてもありがたい。

とはいえ、やはり海外の事情についての記述はすごく充実しているようには思えない。勿論、韓国と米国に加えて、欧州ではイタリアでの現地取材も行われている。でも、韓国を除けばアジアのカバーは少ないし、ましてや中南米、カナダあたりの言及も見開き2ページの海外事情概観の中でちょっと触れられている程度だ。想定読者を考えると、どうしても日本代表中心の記述になってしまうのは仕方ないかもしれないが。実際の選手権の個人戦を見ていて、メキシコ、ブラジル、チリといった南米の選手たちの活躍は特に目立ったので、なおのこと残念だ。

昔、僕が米国に駐在していた時、既に米国代表だったクリス・ヤング選手に地稽古で何度か吹っ飛ばされたことがある。体当たりが強く、腕っぷしの太さからくる振りの速さもあって、まるでアメリカンフットボールの選手のような剣風だった。クリス選手のインタビュー記事が載っていたのがついつい衝動買いしてしまった最大の理由だった。クリス選手は昨日の個人戦、竹ノ内選手に敗れてベスト16止まりだったけど、彼の試合もずっと見ていて、対上段対策では参考になるところが多かった。

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