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2015年の旅行者数は? [ブータン]

旅行者、中国が首位に返り咲き
Chinese back as the top source market
Kuensel、2016年6月7日、Kinga Dema記者
http://www.kuenselonline.com/chinese-back-as-the-top-source-market/

ブータンに来て、いったいブータンを訪れる日本人旅行客って何人ぐらいいるんだろうと思ったことが何度かある。2011年の東日本大震災直後に日本をお訪ねになったワンチュク国王陛下ご夫妻のお姿を見て、ブータンという国に初めて関心を持ったという人も多かったみたいで、その直後にブータンを訪れる日本人観光客の数は急増した。でも、その後は徐々に下火になってきていると言われている。

実際、ティンプーの繁華街を歩いてみても、日本人観光客と思しき人を見かけるケースはほとんどなく、たいていが中国人かタイ人、それと露出が著しいカジュアルな欧米人と、本人たちはそう思っていないけれど傍から見ていて態度が横柄なインド人、でだいたい占められているような印象を受ける。

そうした印象を、実際に裏付けるようなデータはないだろうか―――。そう思っていたら、6月7日のクエンセル紙が、2015年の外国人旅行客の内訳を公表していた。出所はBhutan Tourist Monitorである。

 第1位 中国       9,399人
 第2位 米国       7,291人
 第3位 タイ        3,778人
 第4位 英国       2,958人
 第5位 シンガポール    2,587人
 第6位 ドイツ       2,498人
 第7位 日本       2,437人
 第8位 オーストラリア   1,833人
 第9位 フランス      1,563人
 第10位 マレーシア    1,546人

米中がダントツだ。2014年はタイとブータンの友好年だったので、例年に比べてタイからの旅行客が極端に多かったらしい。それに比べると、タイ人旅行客数は前年比69%減という極端な落ち込みを見せた。記事では、そうしたタイの特殊要因がなければ、中国人旅行客数は2014年も1位だったと予想され、2010年に初めて首位に立って以降、常に上位をキープし続けているらしい。

日本人旅行客ってこんなに少ないんだ。

但し、この記事は鵜呑みにすると危険かもしれない。どうも分析が甘いような気がする。

第1に、記事の第2パラグラフで、2015年にブータンを訪れた旅行客数は合計155,121人で、外国人は48,800人だと書いている。そして、そのうち19%が中国人だという。あれ?この「旅行客(tourist)」ってどういう定義だ?想像するに、この155,121人には、再入国のブータン人が含まれている。その辺のことをじっくり考えないと、この記事は混乱を招く。

第2に、これも上と同様で、「旅行客(tourist)」の定義がわかりにくく、例えば、入国カードに「観光目的」と書いた外国人だけがカウントされているのか、それとも、例えば青年海外協力隊やJICAのお仕事で来られている日本人の関係者の方々も含まれるのか、そのあたりが明確でない。もしそういうのも含んだ上での数字だとしたら、純粋に「観光」を目的にして来られている日本人旅行客の数って、実際はもっと少ない。

第3に、インド人旅行客はどこに行ってしまったのかということ。この記事ではインドについて全く言及していない。これが僕の当地での肌感覚と全く合わない。インド人旅行客が上位10位にも入っていないなんてことがあり得るのだろうか。これも僕の想像だが、インド人を含めた南アジアの国々の人は、「外国人」とは別のカテゴリーで捉えられていて、前述の48,800人の中には含まれていないのではないか。

そのあたりの説明もないまま、これだけの分量の記事を書いてる記者も結構不親切だなと思う。クエンセルの記事は読んでいて段落間の意味が通らないことも結構多いし、読んでて結局何が言いたいのかがよくわからなかったりすることも多い。鵜呑みにすると危険なのは承知の上で、記事は紹介していかなければいけない。

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