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ティンプーの山火事 [ブータン]

火元の男性、警察に語る
A man who set the forest on fire, confesses to Police
BBSl、2017年1月3日、Passang通信員
http://www.bbs.bt/news/?p=65361

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《自宅の仕事部屋窓から見えた山火事の様子》

【ポイント】
1月2日午後2時頃、ティンプー市モティタン地区の裏山にあたるサンゲガンのテレビ塔麓あたりから出火。一時はティンプー管区の消防車がけたたましく市内を走り抜け、騒然となった。

森林局関係者やデスープ(国王直属の指名ボランティア)、軍関係者等の懸命の消火活動の末、火は1時間ほどで消し止められた。この山火事の結果、約5エーカーの山林が延焼した。

火元は44歳の男性。この男性が警察に語ったところでは、マッチを擦ってタバコに火を点けたが、そのマッチを不用意に捨てたところ、火が燃え広がったという。男性曰く、これはアクシデントだとのこと。

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この火災の様子は、普段僕がこのブログの更新を行っているアパートの机の面した窓から非常によく見えた。この日はブログのネタにする本を集中して読んでいた時で、ふと目を上げたら、窓の外にもうもうと煙が上がっていて、よく見ると炎も上がっているのが見えた。これは山火事だとすぐにわかった。

実はブータンで山火事は割と日常茶飯事的に起きる。王立ブータン警察傘下にあるティンプーの消防署の署長さんにお話を伺ったところでは、消防署が管轄するティンプー県だけで、ほぼ1週間に1回の頻度で山火事が起きているそうだ。先月28日はブムタン県チャムカルの町で6棟22店舗を焼く火災があって、これが2010年以来四度目の火災だとメディアで大騒ぎになったが、ティンプー県内で起きる家屋火災の頻度はせいぜい1カ月に1回だと聞いた。頻度が違うから重要でないとは言うつもりはないが、雨がほとんどなくて空気がからからに乾いた今の季節、火災はかなり重大な脅威をブータンにもたらす。

とはいえ、今回の山火事の原因を聞いて、ガッカリさせられた。マッチの火の不始末とあるが、突き詰めれば小さなゴミは目立たないだろと平気でポイポイ捨てるブータン人のモラルの問題に行きつく。今回はたまたまそれがマッチの火だったというので大事になったが、先月9日にわざわざ官公庁を休みにしてまで全国開催された一斉清掃日の後、街がきれいになったのかというと、相変わらずゴミは捨てられている。見つかって罰金を課された人もいたことはいたらしいが、そんなに変わった様子はない。

さて、この山火事の一部始終をアパートの部屋の窓から目撃した僕が、「火事だ」と気付いた瞬間に思ったのは、「自分にも何かできることがあるのではないか」ということだった。BBSの報道にもあったように、こういう場合は森林局や軍関係者、それにデスープが出動するのだろうが、それらは防災の概念的には「公助」の範疇に入り、市民が自らの発意に基づいて行動する「共助」の範疇には入らないと思う。

では、近所でこういう山火事が発生した時に、市民の1人としてどうこうどうしたらいいのか。自分たちで現場に赴いたら誰かがボランティアに指示を出してくれるのだろうか。

その点について職場の人に訊いてみたところ、ことティンプーでの山火事に関しては、ボランティアをやりたい人がいる場合、次の電話番号にかけると、森林局のバスがピックアップに来てくれるらしい。次に山火事を見かけたら(そんなのないに越したことはないが)、傍観するよりも迷わず行動しようと思う。

Toll free: 211
Fixed line: 324271

2017-1-2 ForestFire3.jpg



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