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大雪、停電、それなら読書 [ブータン]

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11日、僕の住むティンプーでは、この冬初めての降雪となった。朝方首相は早々と学校、官公庁の公休を宣言(元々官公庁は休みだが、学校は登校日だったので)。雪はみるみる降り積もり、国内外の交通を麻痺させた。この日の様子をご紹介する。

この日、僕は、久し振りにティンプーRCの土曜朝ランに参加してみようかと思い、朝4時前に起きた。なんと、外からはザーザー降りの雨の音が!この時間に雨音を聞くこと自体はかなり久しぶりだが、モンスーンの時期に雨が、朝方降っていても夜が明けると止んでいるケースが多かったので、どうせ今日も止むだろうと考え、ランニングの準備だけはして夜明けを待った。その間に、昨日のブログの記事、森浩美『終の日までの』の感想をアップした。

6時過ぎ、あたりが明るくなり始める。雨音は確かに止んでいた。でも、明るくなってきた窓の外を見てちょっと驚いた。雨が雪へと変わっていた。これで朝ランに来る人はいないだろうなぁとぼんやり思いながら窓から雪の様子を眺めていたら、どんどん振り方が激しくなっていく。最初は小粒だったのが、徐々に大粒の雪に変わっていき、7時を過ぎたあたりで、これは僕1人であってもジョギングは無理だと思った。

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《自宅窓からの定点観測。雪は昼過ぎまで降り続いた。》

本来なら、今日はサブジバザールでの野菜の買い出しとか、2ヵ月ぶりの洗車とかをやり、午後は機械いじりでもしようかと考えていた。ところがこの雪では、ノーマルタイヤの僕が車で外出するのはとても無理だし、歩いていくにも下り坂で、積もった雪の上を歩いて下るにはちゃんとした装備をしていかないといけない。

朝のうちは動画サイトをボーっと眺めてグダグダしていたが、9時前に突然動画が止まった。アパートのWifiがダウンしたようで、ネットに繋がらなくなってしまった。そうなると、機械いじりの前提だったソフトウェアのインストールができないので、ますます行動の選択肢が狭まってくる。

この時点で今日の外出は全て断念、こんな日は読書に限ると思い、書棚から積読状態の本を1冊引っ張り出し、読み始めることにした。矢崎勝彦著『内発的自然感覚で育み合う将来世代』という本。フェリシモの会長の著書で、過去、図書館で借りて一度読んだことがあるが、これからの僕の仕事の準備も兼ねて、今一度読んでおこうと考えた。

内発的自然感覚で育みあう将来世代―インド植林プロジェクトを通して学ぶ

内発的自然感覚で育みあう将来世代―インド植林プロジェクトを通して学ぶ

  • 作者: 矢崎 勝彦
  • 出版社/メーカー: 地湧社
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: 単行本

この本の感想は既に一度ブログにもアップしているので、ここでは書かないが、「内発的自然感覚」と「永続的発展」が本書のキーワード。前者は、「内なる心の声」と言ってもいいだろう。昨日も書いた、「迷ったら前に進め」というのともちょっと近いかもしれない。また、著者の言う「永続的発展」は、「持続可能な開発(サステナブル・ディベロップメント)」とは違うと述べておられるが、ゾウの森の住民が、将来世代のことを考えて植林された森を本当に守ろうとされていたのかについては、著者の想像の範囲を出ていないような気はした。ただ、今の「持続可能な開発」の時代を先取りする形で、1980年代には既にこうした問題意識を形成されていたというところには、すごく惹かれた。
*4年前の記事はコチラ⇒ http://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2013-02-21

読書は続けながら、衣類の洗濯をやって過ごしたが、乾燥開始から1時間ほどして、今度はアパート全体が停電になってしまった。部屋の中も温風機でほどよく温まっていたし、この町での停電は長引くことは少ないので、一時的なもので大丈夫だろうとたかをくくっていた。

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《部屋からの眺め(その2)》

しかし、この停電は長引いた。1時間以上続いて部屋もだんだん寒くなてくるし、洗濯機の中の衣類は乾かない。オール電化のこのアパートでは、昼食を作ることもできなくなる。 やむなう洗濯機からナマ乾きの衣類を取り出して部屋干しに切り替え、ソファで毛布にくるまって、読書を続けた。リビングルームのソファーが、そとからの明かりで読書できるからいいのだ。前夜半分空けていたワインを昼間から飲み、賞味期限切れになっていた豆菓子を食べて昼飯代わりにした。

14時過ぎに矢崎会長の著書を読了。続いて何の脈絡もなく伊東潤著『戦国北条記』を手に取った。伊東作品では北条早雲が度々登場し、後北条氏を描くのが半ば著者のライフワークと化している。後北条氏は僕にとってはブラックボックスだったので、その伊東氏自らが自著の読書ガイドとして歴史をまとめた本というのは結構助かる。

戦国北条記 (PHP文芸文庫)

戦国北条記 (PHP文芸文庫)

  • 作者: 伊東 潤
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/11/09
  • メディア: 文庫

でも、ソファーに横になりながらの読書は、断続的に居眠りが入ってしまい、なかなか読み進められない。

この間、何度かスマホで雪の情報をチェックした。停電でテレビは見れず、Wifi切断でネットもつながらない。スマホが3Gでネットにつながるのが唯一の情報源である。

今日は結構早い段階で、ティンプー~プンツォリン、ブムタン~トンサ間のハイウェイが通行止めになった。続いて、ドチュラ、チェレラ峠が積雪のために通行止めとなり、さらにはチュゾム~パロ間も不通になった。今日のパロ空港離発着のフライトは全て欠航。ティンプーの停電は僕のアパートのエリアだけではなく、バベサからアッパーモティタンに至るまで、結構広いエリアが停電だったらしい。

僕の職場関係者も、この日トンサやダガナからティンプーに戻ってくる予定だった人もいた。逆にこの週末にプンツォリンに行く予定だった人もいた。明日のフライトで日本に行くグループも2組知っている。明日のフライトは大丈夫だろうかと心配になる。1組は、15日に東京で開かれるGNHのセミナーに登壇者として招かれている有名なブータン人。1日余裕を持って東京到着の予定ではあるけれど、万が一12日も飛ばないなんてことになったら、代替便確保で手間取り、セミナーに間に合わなくなる可能性だってないとは言えない。

こちらの様子を知らせるメッセージをLINEやFacebookで妻や友人に送ったりしていたら、スマホのバッテリーも怪しくなってきた。 充電もできない中でのスマホ継続使用はヤバいなと思い始めた矢先、17時過ぎになってようやく停電が復旧した。またいつ落ちるかわからなかったので、電気が来ている間にと思い、ワイシャツのアイロンがけを始めた。

ぐだぐだの1日だった。

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