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アボカド加工品で起業を [ブータン]

若い企業家、アボカド茶とアボカド粉生産を計画
Youth entrepreneurs plan to produce avocado tea and flour
Kuensel、2017年3月17日、Younten Tshedup記者
http://www.kuenselonline.com/youth-entrepreneurs-plan-to-produce-avocado-tea-and-flour/

2017-3-16 RTC.jpg

【ポイント】
ミャンマーで開催されていた「メコン・ビジネス・チャレンジ」ビジネスアイデアコンテストで、11日、王立ティンプー大学(RTC)から参加したブータン人学生3人による「グラッデン・グーリー(Gladden Guli)」が、最終ラウンドで銀賞を獲得した。

彼らの事業提案はアボカド加工による高付加価値化。今まで果肉をそのまま食べるしかなく、ブータンではあまり人気のなかったアボカドを、種はお茶の生産に、果肉は乾燥粉末化して、ケーキやクッキー、サラダドレッシング、麺類等に加工しようというアイデアである。

アボカドはブータン中部が産地だが、商業生産は2012年に始まったばかり。1キロ400ニュルタム程度はする農産品は、なかなか消費者の関心を呼ぶものではなかった。それでもアボカドの味を良くすることに取り組む農家の数は増えてきていた。

今回のコンテストに挑戦したRTCの学生3人のうちの1人は、こうしたアボカド生産地域の出身。父親もアボカド生産を行ってきた。

アボカドは取引価格が高く、学生チームは起業のために受け取ったシードマネーの半分以上を、アボカドの調達に投入せざるを得なかった。適正な技術や専門家の助言へのアクセスも当初は十分ではなかった。しかし、やがて国立ポストハーベストセンター(パロ)のような政府機関や、大学教員が支援することで、コンテストへの出展にこぎつけることができた。

学生チームは消費者100人に聞取り調査して、アボカド加工品の商品化は可能性が高いとの感触を得、アボカドの商業生産を始めている農家15人から、生産したアボカドを加工用に提供してもよいとのレスポンスを得ている。彼らは卒業後、アボカド加工のための数量確保に向け、自身でもアボカド栽培を開始する予定。グラッデン・グーリーは、2018年末までに操業開始予定。いずれ商品のバラエティも拡大する方針との由。当面は、観光客やアボカド好きの個人消費者にターゲットを絞り、ティーバッグ20個入りのアボカド茶を200ニュルタム、アボカド粉は100グラム400ニュルタムで販売する予定。

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先ずは、おめでとうございます! 先週は、15、16日とティンプーで開催された第13回開発協力ドナー円卓会議(RTM)の報道と、あとは南西端のサムチ県で開かれたテンドゥ大祭(ツェチュ)の際に、会場となったテンドゥ・セントラルスクールの校庭で、飲酒や喫煙が行われていたことの真偽を調べる報道でもちきりだったが、RTMでやたらと若者の失業問題や民間セクター開発が論じられていた中で、外国のビジネスアイデアコンテストでブータンの学生チームが好成績を挙げた報道は、一服の清涼剤となっていたように思う。

少し前の記事で、「ブータン人は斬新なアイデアを持つ人もいるが、積極性に欠け、リスクを取りたがらない」と書いちゃったけど、中にはアイデアを形に移すべく、自ら行動する若者もいるのだとこの記事では知らされた。

また、「教育を受ける中で企業家としての意識を醸成していくべき」というところでも、RTCやゲドゥ・ビジネスカレッジあたりではそういう教育プログラムを存在するにはするのだというのもわかった。但し、記事で言及されているRTCの先生って名前からするとインド人で、企業家精神に長けたインド人から学ぶことが依然として必要だというのも記事からは想像できる。

こういう記事を読むと、ブータンの未来も明るいと考えて嬉しくなる。外国で開かれたビジネスアイデアコンテストで高く評価されたんだから、クエンセルが1ページぶち抜きで記事を掲載したのもわからぬではない。

一方で、印象からするとちょっと価格設定が高いなという気もしてしまう。外国人観光客向けのおみやげとしては可能性あるかもしれないが、既にアボカドを食べている消費者が、アボカドに何を求めていたのかはもう少し確認が必要だと思う。僕はアボカド嫌いなので自分では食べないが、うちの家族は果肉に醤油をたらしてスプーンですくってよく食べていた。そうした食べ方を好む人が、粉末状になったアボカドに食指を伸ばすかどうかは疑問だ。

一方で、僕がアボカド嫌いなのは、あの果肉の食感と生臭さを感じさせる味が苦手だからなのだが、ケーキやクッキーに形を変えてしまえば、ひょっとしたら食べられるかもという気もする。それこそ、3Dプリンターを加工してフードプリンターにしてしまえば、アボカド嫌いの僕でも食べられる、クッキーを作ることもできるかもしれない。アボカドが形を変えることで市場に出るようになれば、記事でもあるような小麦粉の代替品として、輸入代替にも一役買うことができるかもしれない。

こんなビジネスアイデアコンテスト、いきなり外国のコンテストの結果として報じられる前に、ブータン国内でももし予選会とかが開かれているのであれば、もっと報じられてもいいのにという気がした。

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