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渋滞の原因は学校の送り迎え [ブータン]

バス運行によりルンテンザンパ地区の渋滞解消へ
New bus service to decongest Lungtenzampa area traffic
Kuensel、2017年3月31日、Dechen Tshomo記者
*クエンセルのHPは乗っ取られている可能性があるため、サイトリンクは貼りません。

2017-3-31 Kuensel.jpg

【ポイント】
ティンプー川対岸のルンテンザンパ地区には、ヤンチェンフ高等中等学校(YHSS)とルンテンザンパ中期中等学校(LMSS)という2つの学校に加え、長距離バスとタクシーのターミナルが隣接する。このため学校登下校時に父兄が自家用車で送迎するために、大変な大混雑が起きる。両校の上流には民家もあるが、この地域の住民は他地区の学校への子供の送迎や通勤に際して地元で渋滞につかまることが多かった。

このため、ティンプー市当局は、都市バスサービス公社(以下、CBS)と連携し、両校の生徒に対するスクールバス・サービスを4月15日から導入することになった。CBSは所有する12台のバスを動員し、バベサ、チャンバンドゥ、パムツォ、デチェンチョリンに各3台を配置。朝7時30分を皮切りに3便を運行させる計画。

ティンプー市長によれば、ルンテンザンパ地区のバスサービスは試行的に行うもので、有効性が確認されれば、他地区の学校のバス送迎サービスも進めるとのこと。勿論、引き続き自家用車で送迎することも可能だが、ルンテンザンパ地区への出入りはチャンリミタン・バス停とホテル・リバービュー付近で制限される予定とのこと。

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はじめにお断りしておきますが、最近クエンセルのHPはサイト乗っ取りに遭っているみたいで、TOPページは閲覧できないし、記事のページもものによっては閲覧ブロックされてしまう状態です。だから、リンクが生きていることが確認できる場合はURLを掲載しますが、そうでない場合は掲載せず、今後追記するのも面倒くさいからやらないことにします。あしからずご了承下さい。

さて、今回の記事。解説も不要なくらいにシンプルなものだが、ここでのポイントは、ブータンにも交通渋滞が起きているという点にある。完全に流れなくなることは、地方で道路封鎖に遭うケースぐらいだろうが、父兄が大事な大事な子供を学校に送り迎えする朝7~8時台と、14~15時台は、学校の周辺は路肩に車が張り付き、道路が狭くなって車の流れが悪くなる現象が起きている。僕の職場も通りを挟んだ向こう側に小学校があるが、ラッシュの時にはとんでもない状態で、道路を歩くのも結構怖い思いをする。さらに悪質なのは、僕の職場の敷地の入り口ゲートのところに平然と停車していた父兄がいたことだ。さすがに注意したが。

もう1つは首都最大の雇用主である政府の職員の通勤時である。夕方4~5時頃にタシチョゾン付近を通行すると、すごい長い車の列が続く。ブータンの車両の登録台数の推移もいずれ調べてみたいと思うが、明らかに増えてきている。モーダルシフトは理想だが、個々人の選択に影響を及ぼす政策は、意図したような効果が上がらないことも往々にしてあるので、車の所有欲求を制限する政策って結構難しそうだなと思う。最近、政府が1夫婦あたり子供2人作らせるためのインセンティブを導入すると耳にしたが、個々人の選択を政策で誘導するのは簡単ではない。現に日本の少子化対策って、必ずしもうまくいっていない。

話は逸れたが、まあこの2校に対する送迎バスサービスというのはそれはそれでいいことだと思う。ただ、これが上手くいったから次はティンプー市内全校にて導入といったって、そこにはいくつかの課題がある。ルンテンザンパ地区の2校のためだけに市バスが12台も動員されているのだから、これをスケールアップするんだと言われても、動員できるバスが他に何台必要だというのだろうか。また、運行サービスの遂行はただというわけにはいかず、燃料代や運転手の人件費、バスのメンテナンス費用等、どうやってリカバリーするのかというのが記事では謎だ。このサービスに対する父兄の反応は良好だというが、それはタダだからであって、何らかの課金が行われるとなったら、「それなら自分で送迎する」という反応もあるに違いない。

そこは限られた台数でタダで運用するなら、郊外のピックアップポイントに空のバスを送るのでは脳がない。行きは郊外の学校に向かう生徒用に乗せていく、郊外で別の生徒をピックアップして都心に連れてくる、そんな効率的な運用が施行されるのならそれはそれで素晴らしいことだと思う。

次の展開がどうなるのか、楽しみではある。
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