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『いい空気を一瞬でつくる』 [読書日記]

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則

  • 作者: 秀島史香
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/03/07
  • メディア: 単行本
内容紹介
J-WAVEやNHKなどで人気のラジオDJが明かす、あっという間に相手の心をつかむコミュニケーション法。大物アーティストや大御所芸人も思わずうなった機転の利いた切り返しや、話の引き出し方、ボケ力などを公開。 緊張を克服するための準備術や声を磨く習慣も。

2000年代に入って以降、日本に住んでいる時のラジオのお供はもっぱらTBSだったが、妻と付き合い始めてからの一時期、妻の影響でJ-WAVEを聴いていたことがあった。当時僕が住んでいたのは埼玉県で、埼玉のFM局といえばNACK5だった。当時ラジオを聴くといったら車の運転中しかなかったので、郊外にドライブに連れて行って都内の彼女を家まで送っていく時には、彼女のリクエストでJ-WAVEということが多かった。

その限られた時間の中で、名前だけ記憶に残っているDJが何人かいる。中にはその後僕自身が仕事でご一緒した方もいらっしゃる。世の中ホントに狭い。そうした中の1人が秀島さんであった。

その後も僕が能動的にJ-WAVEにチューンインすることはなかったが、逆に妻が車を運転する時はほとんどがJ-WAVEで、2000年代に入ってのある時、秀島さんがピストン西澤とのコンビでラジオの番組をやられているのを聴き、10年以上経過していてもまだDJをやられているのに驚きとともに懐かしさも覚えた。

長年ラジオでマイクを通して視聴者とコミュニケーションを取られてきた方のトークに関する本だということで、読んでみたくなって、電子書籍版をダウンロードして、連休の最終日に読み始めた。法則が42個もあるのでいちいち覚えるのは大変だが、非常に読みやすい文体で、あっという間に読み終えた。視聴者に対する話しかけだけではなく、サブタイトルが示唆する通り、ラジオやテレビで番組を制作していくスタッフの間でのチームビルティングとか、ゲストの出演者とのアイスブレーキングとかで、著者が長年の経験の中で培ってこられたノウハウがかなり盛り込まれており、「一瞬」で読了できるけれども、情報量としては相当なものが含まれている。

以前、対話型ファシリテーションに関する本を相当読み込んだ時期があり、どうやったら本音を引き出せるか、どうやったら本人の気付きを促せるか、そしてどうやったら本人をやる気にさせるかを考え、実践しようと心がけていたことがあった。「セルフエスティーム(自尊心)」をくすぐるような問いかけをすることが相手の心を開かせるのに有効だと学び、その手法は結構僕もよく使うようにしている。

一方で、僕のまわりを見ていると、相手がしゃべり終えるのを待たずに口をはさんでしまうようなしゃべり方をする人もいるし、理詰めで相手の矛盾点を突きまくるようなしゃべり方をする人もいる。自ずと詰問口調になってしまっていて、これだと言われた相手のセルフエスティームが下がって心を閉ざしてしまうだろうなという気がする。初対面で会った瞬間からドバドバと一方的にしゃべり始めるという人も結構いる。はぁそうですかと拝聴するが、気持ち良い言葉のキャッチボールになっていないから、一方的にまくしたてられた後で、「それであなたのお考えはどうですか」と訊かれても、「結構なんじゃないでしょうか」以外のことが言えない。

かと思うと、能動的にいい空気を作ろうというファシリテーションをされない人もいる。こちらが何かをしゃべると過剰な謙遜をする人もいる。うまく言葉のキャッチボールができず、会話が弾まないなと感じると、終わった後であまり良い気持ちになれない。人と会う機会が多い仕事なので、いろんなタイプの人を見かける。その一つ一つに対して僕自身がうまく対処できているとは思わない。ヒートアップしている相手をどうやったらクールダウンさせて言葉のキャッチボールに持ち込むか、逆に盛り上がらない人をどうやったら饒舌にさせて、話して良かったという気持ちになってもらえるか―――僕自身もいまだに試行錯誤の日々だ。

そんな中で、たまにこんな本を読んでみるのもいいなと思う。連休の最後に読み始め、フレッシュな気持ちで連休明けを迎えることに非常に役立った。

42個もある法則を全部ご紹介することは難しいが、僕が何カ所かマーカーで線を引っ張ったところがあるので、ご紹介しておく。というか、僕自身の備忘録として、ブログで書き留めておく。

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「明日、あの人に会う。どうしよう」と、モヤモヤ悩んでいるならば、何かしら調べて準備する。現場でオロオロしながら困るのは他ならぬ自分です。ほんの少し意識を変えて、「あなたのためにまずは一品つくれますよ」と下ごしらえをしておく。それだけで、相手との温度も、会話の感度も、確実に上がります。

お互いの名前は、呼んだら呼んだだけ、仲よくなれる(秀島調べ)。

2度目、3度目は、前回の続きから。 メモは過去の記録ではなく、未来へのきっかけ。 一期一会と言いますが、同じ人とでも、同じ出会いは二度とありません。次にまた会える約束も保証もないからこそ、「メモをとる」という行為は相手に信頼感を与えます。

典型的なのは貧乏揺すりや、腕組み。このような仕草は、イライラや落ち着きのなさ、相手を受け入れないガードのサインとして伝わってしまいます。他にも、ペンをカチカチ鳴らし続ける、頻繁に髪をかき上げる、ずっと眼鏡の位置を直し続けるなど、本人は無意識でやっていることでも、相手にとっては話への集中を削いでしまうノイズです。話しているときのこちらの仕草も、相手の目にはちゃんと映っているのです。

雑談上手とは、誰も経験しないような特別なネタを持っている人のことではありません。むしろ、誰もが共感できるネタ、「トホホ」経験を大事なときにパッと思い出せるかどうかなのです。

会話のポテンシャルはその人が呼んできた本に確実に影響されると思いました。

「若いうちに自分に投資しなさい」とはよく言われますが、せっかく投資をするのであれば、言葉の力を磨くことをおすすめします。魅力的な人になるためには、外見を磨くのも大切ですが、自分の言葉の質を上げることも忘れてはいけません。どんな言葉を使うかは、その人の中身を象徴するもの。それは、その人がふれてきた良質な言葉の総量に比例すると思います。

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どうでしょうか。僕は、この中でも、「相手を受け入れないガードのサイン」を意識して使っていることがありますので、僕の素性を知っていて、僕と直接接する機会のある方はご注意を。そう、一方的にまくしたてるようなしゃべり方をしている人、こちらに発言機会をなかなか与えてくれない人へのシグナルとして、僕はこれを意識的に使っていますんで(笑)。

タグ:秀島史香
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