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『2枚目の名刺 未来を変える働き方』 [自己啓発]

2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書)

2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書)

  • 作者: 米倉 誠一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/21
  • メディア: 新書
内容紹介
創発的イノベーションは「名刺」から始める!
ビジネスシーンにおいて、「2枚目の名刺」を持つビジネスパーソンが増えてきました。「副業」や「趣味」のようなことだけではなく、プロボノ(コンサルタントや弁護士のような専門家が知識やスキルを活かして社会貢献するボランティア活動)参加したり、NPOを立ち上げたり参加したりして、それを本業に活かしたり、仲間を増やしたりして、充実した毎日を送っているのです。
この本では、「2枚目の名刺」という新しい「働き方」のすすめを具体的な方法とともに紹介し、「選択肢の多い人生」を提唱します。
著者は、日本のイノベーション研究の第一人者であると共に六本木アカデミーヒルズで「日本元気塾」というイノベーターを養成するプログラムの塾長を務め、現在、注目されている若きアントレプレナーを多数輩出しています。

中1週間での更新となった。その間何があったのかはご想像にお任せするが、正直かなり疲れている。不特定多数の人が読むようなブログで、弱音は吐いてはいけないと思うものの、この1週間に至るまでに3カ月、相当無理な仕事の仕方をしてきたので、気が抜けた途端に体調を崩すのではとの不安は感じている。

以前、堀田力さんのさわやか福祉財団の「名刺両面大作戦」に共感し、仕事で使っている名刺とは別に、両面印刷のある別の名刺を作ってみたことがある。それでわかったのは、両面印刷の名刺を相手に渡しても、裏面をその場で見てくれる人はあまり多くなくて、この活動が期待されているような「名刺の交換相手と会話がふくらむ」とか、「あなたの「人となり」がビジネスの相手に伝わる」といったことは、期待しにくいのではないかということだった。「裏面もありますから」と自分から言わないと、名刺を裏返してもらえない。「隠匿の美」という価値観からの完全脱却には至らず、効果がないので途中でやめてしまった。

裏面を読んでもらうよりも、明らかに別の2枚目、3枚目の名刺を持ち歩く方が、「名刺両面大作戦」よりも高い効果が期待できるのではないか―――本書を読んでみての率直な感想である。多くの人が1枚目の名刺に刷り込まれた組織のロゴで自分のことを認識するだろうが、そこに全く別のデザイン、ロゴを使った別の名刺を出されれば、「ここでは何をやられているのですか?」という形で話が発展していくだろう。僕自身も、デザインの異なる2枚目、3枚目の名刺を渡された時には、「おや?」と思ってそれをネタにして相手との会話を続けたことが何度かある。

かく言う僕も、現時点で2つめの肩書は持っている。交換する機会が少ないから名刺は作っていないが。同様に、無給ではあるが近々もう1つ肩書が加わる見込みである。これも名刺は作っていない。いずれも、もっと太い柱に育って行ったら、1枚目の名刺にも代わり得る可能性はあると思う。何よりも、1枚目の名刺自体には「異動」とか「定年」という名の賞味期限があるのだから。

実際に、「2枚目の名刺」を印刷するには至っていないものの、1つめの所属組織で経験を積み重ねていけば、自ずとその知見を活かしてもっと幅広い活動ができるようになるのは当然のことである。それに、1つめの所属組織には好むと好まざるとに限らず「人事異動」というものがあって、自分が立ち上げた事業であっても、一生かけてそれに関わって行けるというシステムにはなっていない。ある事業に愛着がどれだけあったとしても、異動によって引き剥がされる。僕はそういうことを何度も経験してきたし、それで途切れてしまった人間関係もある。どこに異動しようがつながっていられる仕組みを作ることは大きな課題であるが、そういった仕組みが自分の中でうまく作れたとき、それは2枚目、3枚目の「名刺」という形につながっていく。

本書において、著者は「2枚目の名刺」を新しい働き方を進める上での手段として大半は描いている。が、同時にそれは結果でもある。1つめの所属組織で実績をあげてある程度の評価を受けておかないと、「選択肢の多い生き方」への途は開けない。人事異動のことを頻繁に書いているが、何度かの人事異動を経験していくうちに、思い入れのある特定の事業から引き剥がされるつらさもある一方で、もう1つ、異動を通じて歩んできた自分の足跡自体が、「2枚目の名刺」につながっていくところもあるように思う。

幸いなことに、今僕はブータンにいる。世間一般の人から「ブータン帰り」がどのように見られるのかを考えれば、今からやっておかねばならないことは明白だ。それをきっちりやっておくことが、今の自分には求められている。

2枚目の名刺を作る前に、今は1枚目の名刺でやるべきことをきっちりやっておこう―――それが本書を読んだ後でもっとも強く意識していることである。

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