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ティンプーのゴミ問題(その3) [ブータン]

市、廃棄物検査官を任命
Thromde appoints waste inspectors
The Bhutanese、2017年7月15日、Sonam Yangdom記者(ティンプー)
http://thebhutanese.bt/thromde-appoints-waste-inspectors/

2017-7-15 Bhutanese.jpg

【ポイント】
ティンプー市役所は、市内ゴミ廃棄検査官8名を任命。市内を南部、中部、北部に三分し、それぞれシフト制で担当区域をマウンテンバイクに乗ってパトロールし、市の条例に違反して不法な廃棄を行っている事例や違法な路上商売を摘発する。既に検査官は活動を開始、市担当者によれば、露天商の数は減り、ゴミ不法投棄に関する住民からの苦情は件数が減ったという。

また、市は最近、ゴミ収集は夕方行うとの通達を出したが、ゴミ収集車の行程は不規則になり、ところによっては2週間以上も収集車が来ないところもあるという。市は収集車にGPSを搭載し、その動きをチェックし、場合によっては働かない収集車を運航している業者は処罰するとしている。

現在、市内にはゴミ収集車が22台運用されており、回収請負業者はグリーナー・ウェイ社とクリーン・シティ社の2社となっている。

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ティンプーのゴミ問題シリーズも今回が最終回となる。これで包括的だとは思わないが、引用できる記事が他にないもので。振り返ってみれば、1回目は処分場のキャパの問題、2回目はゴミのリサイクルの問題を取り上げてきた。そして3回目となる今回は、ゴミ収集のシステムと不法投棄の取り締まりの問題にスポットを当てる。

この記事、ヘッドラインだけ読むと不法投棄の取り締まり対策の話だろうと想像してしまうが、実はそれは最初の3パラだけで、あとのほとんどがゴミ収集システムの方の話になっている。(ついでに言うと、最初の3パラに出てくる検査官の話も、不法投棄の監視だけでなく、不法な露天商の監視という別の目的もくっ付いている。要はゴミ対策だけが目的での要員配置ではないのだ。)

この記事で驚いたのは、ゴミ収集車の運行を夕方(Eveningということは夜も含まれる)に限定するという市の通達の存在。確かに、ゴミ収集車を日中見かけることはここ数週間少なくなったとは感じるが、それでもうちの近所で収集車を朝方見かけたことはある。夕方限定とするというのには何らかの理由があるのだろうが、限られた時間帯で一気にやれといわれても、限界はあるかもしれないですよね。それに、夕方回収しても、今度はそのゴミをメメルカの処分場まで運んで投棄するのも夜やらなきゃならないのでは大変だろう。収集車が満杯になってしまったら、まだルートを回り切れていなくても、ルートから外れて処分場に持って行かざるを得ないだろう。

途中で満杯になってしまったときのバックアップのゴミ収集車の配置とか、運行管理とか、IT技術を使えばもっと効率的にできるようになるかもしれない。一方で、このIT活用は、別の目的でも使える。記事にあるように、既にゴミ収集車にはGPSが搭載されている。しかし、それは市当局が収集車の動きを監視するのを目的として導入したもので、住民生活の改善の目的では使用されていない。

それなら携帯アプリを開発して、ゴミ収集車が自宅前に近づいて来たらユーザーに知らせるようなことができたら、待ち時間の節約にもなるよなぁと感じる。そうすれば、夕方限定にしなくとも良いのではないだろうか。あるいは、仮に夕方限定を継続するとしたら、回収業者が最適な運行ルートを見つけ出すための分析作業に、収集車の移動データを活用することも可能だろう。

要は、ゴミ収集車にGPSを既に搭載しているのであれば、そこから得られるデータを市役所だけで占有するのではないく、オープンにしてしまえば、そこから次のビジネスが生まれてくる可能性があるということなのだ。

不法投棄、というか、市民によるゴミのポイ捨ての問題については、また機会があれば述べてみたい。

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