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『走る?』 [読書日記]

走る? (文春文庫)

走る? (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/08/04
  • メディア: Kindle版
内容紹介
人生は走ることに似て、走ることは人生に似ている――。芥川・直木賞作家から青春エンタメ小説の名手まで、類を見ない豪華メンバーが“走る"をテーマに競作した短編14作、ここに集合!人が次の一歩を踏みだそうとする時、その背中をそっと押してくれる、バラエティー豊かな作品が目白押し。異色のアンソロジーをご堪能あれ。

8月のブログ更新頻度の低下について、長ったらしい言い訳を前回したが、考えてみたら、完全フリーの日曜日というのもなかったというのも事実だ。僕が毎週末顔を出しているファブラボ・ブータンは現在は日曜日を休みにする方針を取っているので、僕が顔を出すのは土曜日限定だが、では日曜日は何をやっていたかというと、地方出張で不在にしていたり、静かな職場に出向いて提出期限間近の原稿を書いていたり、といった具合で終日何かをやっていたという日が多かった。

実は昨日(20日)も、今週前半締切と言われていた仕事4件を抱え、それを少しでも片付けてしまおうと1人職場に行った。9時30分には職場に着き、さっそく作業開始したが、この日は思った以上に作業が捗り、昼食を挟んで14時までには4つの作業が全部片付いてしまった。17時までかかると覚悟していたくらいなので、この時点で3時間の節約ができた。プチ達成感を感じながら自宅に戻り、この節約した時間を何に使おうかと考えた挙句、このアンソロジーを読むことを選んだ。

このアンソロジーに短編を提供しているのは、東山彰良、中田永一、柴崎友香、王城夕紀、佐藤友哉、遠藤徹、前野健太、古川日出男、岩松了、小林エリカ、恒川光太郎、服部文祥といった面々。小説家もいるけど、俳優だとかシンガーソングライターだとか冒険家という人もいる。割とよく読む小説家といったらこの中では中田永一ぐらいなので、作家の顔ぶれで本を選んだのではもちろんない。「走る」という共通テーマに惹かれたのである。

もう1つ苦しい言い訳を付け加えると、3月にフルマラソンを走って以来、ある種の「燃え尽き症候群」に陥っており、なかなかコンスタントに走れないでいる。幸いなことに土曜朝はグループで5km走るという機会があるので、週1回は走れてはいる。でも、それ以外走るどころか、歩くのすらままならなかった週もある。

考えてみれば、今年3月のフルマラソンへの挑戦を決めたのは半年前の昨年9月上旬で、あれから間もなく1年になろうとしている。そして多分来年3月のフルマラソンには今年よりもいいタイムで走るというのを目標にしてエントリーするだろう。いつまでも「燃え尽き~」なんて言ってられないので、そろそろ走る頻度と距離を伸ばしていく時期だと思う。

本書は、その景気づけのために読んだ。

これだけの数の作品が収録されていれば、心の琴線に触れた作品もあれば、いい加減な集中力で読んでて味わいが理解できなかった作品もある。それは僕の好みだったり、その時の体調だったりによって左右されるので、僕の現時点での感想をそのまま一般化できるとは思っていないが、こと今回の週末読書においては、以下の4作品は好きな作品だった。

 遠藤徹「桜の並木の満開の下」

 前野健太「いびきが月に届くまで」

 恒川光太郎「リスタート」

 服部文祥「小さな帝国」

前野作品は東京で僕が走ったことがあるランニングコースに近いコースが登場するので親近感があったというのが理由だが、あとの3作品は、それまで走ってなかった人が何かのきっかけで長距離を走り始め、最初は苦しかったのが徐々に距離とタイムを向上させ、それが半年から1年、それ以上の長きにわたって継続されるというタイプの作品だという共通性がある。しかも走っているのはいずれも男だ。

こういう作品を読んでちょっと気合が入った。この記事は朝5時台に書いているが、記事のアップが済んだら、ジョギングに出かけようと思う。野犬には気を付けながら…。

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