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借金は国民一人あたり23万ニュルタム [ブータン]

対外債務残高は25億ドルに
Outstanding external debt stands at USD 2.5B
Kuensel、2018年4月13日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/outstanding-external-debt-stands-at-usd-2-5b/

【ポイント】
王立通貨庁(RMA)が発表した対外債務統計によると、2017年9月末現在の債務残高は25億1000万ドル(1,630億ニュルタム)で、これは2013/14年度との比較で500億ニュルタム近い増加となっている。これは主にはインドからのルピー建て借入によるもの。

RMA統計は民間債務も含むため、公的債務統計とは数値が異なる。対外債務残高のうち、1,201億ニュルタムはルピー建て債務で、6億7,500万ドル(約43億ニュルタム)が兌換通貨建て債務となっている。

ルピー建て債務の94%(1,130億ニュルタム)は水力発電事業での債務。これは対外債務全体の70%を占める。タラ水力発電事業の返済は今年12月完了予定だが、20億ニュルタムの残高が残る。一方で、2013/14年度から現在までに、プナサンチュ第1水力発電所454億ニュルタム、プナサンチュ第2水力発電所359億ニュルタム、水力発電事業292億ニュルタムが公的債務として積み上がり、加えてインド・ステート銀行融資でニカチュ水力発電事業に4億3700万ニュルタムを借り入れている。

二国間協力では、オーストリアより43億ニュルタム、JICAより26億ニュルタム、多国間開発銀行からは、ADB経由が最も多く、18億ニュルタム(41%)、続いて世銀が14億ニュルタム(32%)。

ブータン対外債務残高の対GDP比は110%。国民1人あたりの債務残高は23万ニュルタムとなっている。

2018-4-13 Kuensel.jpg

◇◇◇◇

この記事は備忘録的に日本語に引き直してブログで掲載しておくことにした。ただ、添付されていた表と記事とがマッチしてないところがあるので注意が必要。取りあえず記事のサマリーは記事の記述をベースに書いている。借入元別の債務残高は、ADBの場合は2億7,670万ドル、世銀は2億1,790万ドルとなっているが、オーストリアは6,590万ドル、JICAは4,010万ドル――つまり、ADB、世銀よりもオーストリア、JICAの融資残高は少ない筈である。それが何故ニュルタム建てになると後者の方が大きな数字になってしまうのだろうか。

これら債務の返済は水力発電事業からの売電収入でカバーされることになっているので、対GDP比で110%と高い積み上がり具合となっていても、世銀の債務返済リスク評価では「moderate(無理のない)」なのだそうだ。

ただ、これを見てもとやかく言える立場ではない。なにせ日本の政府債務残高は1080兆4405億円、国民1人あたりで852万円だそうだから(日経新聞2017年11月17日)。
タグ:経済 債務
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