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『The $100 Startup』 [読書日記]

The $100 Startup: Fire Your Boss, Do What You Love and Work Better To Live More

The $100 Startup: Fire Your Boss, Do What You Love and Work Better To Live More

  • 作者: Chris Guillebeau
  • 出版社/メーカー: Pan Books
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: ペーパーバック
内容紹介
Change your job to change your life You no longer need to work nine-to-five in a big company to pay the mortgage, send your kids to school and afford that yearly holiday. You can quit the rat race and start up on your own - and you don't need an MBA or a huge investment to do it. The $100 Startup is your manual to a new way of living. Learn how to: - Earn a good living on your own terms, when and where you want - Achieve that perfect blend of passion and income to make work something you love - Take crucial insights from 50 ordinary people who started a business with $100 or less - Spend less time working and more time living your life

2016年、何かの機会に一時帰国する際、バンコクの空港の売店で買ってしまった本。僕もそろそろブータンでの生活も手仕舞いを考えなければならない段階に来ているので、在庫整理のために積読状態の書籍を減らすのに取り組んでいるが、その一環として読み切った。国際空港で売られているぐらいだから、多分ベストセラーだったのだろう。先日のカトマンズ再訪時にも携行して、時間を見つけてはコツコツ読んで、ブータンに戻ってきた直後に読了できたが、ブログで紹介記事を書こうとして調べてみると、なんとこの本、既に邦訳も出ていた!な~んだ、って感じだが、英語の勉強にはなるので良しとする。

内容をちゃんと事前確認せずにタイトルだけで購入しちゃったこのペーパーバック、てっきり著者個人の体験談に基づく指南書だと思って読み始めたのだが、実際のところ手持ち資金100ドル前後で本当に起業を成功させた多くの企業家の体験談を地道にリサーチして、共通項をうまくまとめられていたいい本だと感じた。登場する多くの企業家は、元々企業家を志してそうなったというわけではなく、日々の生活に窮してちょっとした打開策を打ち出したとか、何かしていて閃いたとか、その類のものだったようだ。しかも繰り返しになるが、最初から大きな資金調達をして事業を始めたわけでもなく、平均すると100ドルから1000ドルの範囲からスタートしている。

これは非常に起業に対する心理的ハードルを下げるものだといえる。読んでる僕自身でも、この本読んでて何か始められるんじゃないかと思ったくらいだ。根拠はないけど…(苦笑)。

いや、根拠はないけど、自分の持つスキルや経験の、どの部分は人さまのお役に立つものなのか、どの部分はマネタイズ可能なのか、考える良いきっかけをもらえたことは間違いない。デカく儲けることはできなくても、ライフスタイル全体を見直して、そこそこの収入でも暮らしていけるようにできればいいかも。そのためには、自分の生活の他の部分もどうアジャストしていけばいいのかも考える必要があるけれど。

多くのケースは5万ドルぐらいの年間収入になるようだが、そうすると出費もそのレベルに抑えないといけない筈だ。世の中には華やかな社交生活で毎日高額の出費をしていても暮らしていける優雅な方もいらっしゃるようだが、そういうのは5万ドルだと難しいと思う。最低限の必需品で身の回りを揃えて、必要あればDIYで自分で作り、自分の食べるものもある程度は自分で作ってしまうようなライフスタイルに変えて行かないといけないのかなと思えた。

書かれている起業家の実践事例については、読めば当たり前にしか思えないものが多かった。言うは易しで、実際に行動に移すのは結構難しい。特に、「起業」に対する心理的なハードルが高いブータンのような国で、これらのことをまともに実践している人はそれほど多くない気がする。

余談だが、先日プライベートで訪れたネパール・カトマンズで、ローンチされて間もないオンライン・タクシー配車サービス「サラティ」の共同創設者の方の話を聞く機会があった(写真)。見た目すごく若い方だったが、スマートな感じで、ネパールの若手起業家のロールモデルになりそうな方であった。

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エンジニアリング専攻の彼がこの事業を思い付いたのは、カフェで友人と話している時だったという。いつも使っていたタクシーのサービスが廃業になり、どうしようかと話していて、それなら自分で立ち上げようという話になったのだという。自分だったらどうするかと考えて、携帯アプリを思い付いたという。また、タクシー運転手への報酬の体系についても、3つほどのシナリオを想定し、テストを試みた上で今のサービスの形に決めて行ったという。服装がネパール人っぽくなかったこともあるが、話されている内容もネパール人っぽくなくて、世界中の起業家が醸し出す雰囲気ってこんな感じなのかなと思った。本書で書かれているようなことを体現しているケースがそこにはあった。

邦訳版は以下の通りです。このペーパーバックはブータンに置いていくつもりだけれど、邦訳版はキンドルに入れて、時々読み直してみようと思っている。

1万円起業 文庫版

1万円起業 文庫版

  • 作者: クリス・ギレボー
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2015/04/25
  • メディア: 文庫


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