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『マジック・キングダムで落ちぶれて』 [読書日記]

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: コリィ・ドクトロウ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/08/09
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
未来の地球で人類は不老不死を達成した。すでに一世紀以上生きてきたジュールズは、ディズニー・ワールドのマジック・キングダムに住んで、スタッフとして働くという長年の夢をついに実現した。ともに働くガールフレンドのリルは、彼の15パーセントの歳で、ふたりは幸せな日々を送っている。だが、彼を思いもよらぬ事件が待ちうけていた…ディズニー・ワールドで働く不老不死のジュールズの冒険を描く、ユーモアSF。

コリィ・ドクトロウ作品第2弾。

ひとことで言えばよみにくかった。なんで舞台がディズニーワールドなのかとか、なぜそのディズニーワールドの中の、さらに狭いエリアになるマジック・キングダムで住むことができるのかとか、なぜそのマジック・キングダムの中にあるホーンテッド・マンションと大統領ホール(ホール・オブ・プレジデント)との間で覇権争いなどやる必要があるのかとか、そもそものところでわからなかった。

一度通読した上でもう一度読み返してみたらもっと味わい深い作品になるかもしれないし、もっとディズニー・オタクであれば作品中で出てくるアトラクションの固有名詞を見て、その位置関係などを想像しながらもっと楽しめるかもしれない。

しかし、これだけ難解な作品を、いま一度読み直す気力は正直起きない。

ただ、ストーリーの難解さとは別に、この本で描かれている「我々のあり得る未来」はなかなか興味深い。

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このまま2030年を迎えると… [持続可能な開発]

ProjectingProgress.jpgSusan Nicolai, Chris Hoy, Tom Berliner and Thomas Aedy
Projecting Progress:
Reaching the SDGs by 2030

Overseas Development Institute (ODI) Flagship Report, Sept. 2015
http://www.developmentprogress.org/publication/projecting-progress-reaching-sdgs-2030




9月、英国のシンクタンクであるODIは、世界が現在のトレンドで2030年を迎えた場合、果たして持続可能な開発目標(SDGs)を達成できるのかどうかを分析した初めてのレポートを発表した。

このレポートは、17項目あるSDGsの各ゴールから代表的なターゲットを1つ選び、それを計測する合計17の指標を用い、15年後の目標達成度を、現時点でできる限りの精度で予測したものである。分析には各指標ごとにスコアカードを作成し、達成見込みに応じてAからFにグレード分けし、さらに3クラスに大分類した。

結果は、現在までのトレンドがそのままのペースで続いた場合、国際社会はすべてのゴールで目標達成が不可能であるとの予測となった。

次に現在のトレンドが継続すれば2030年にはかなりゴールに近いレベルに到達するグレードBの指標群を「リフォーム・クラス」、ゴール達成には今後かなりの努力とスピードアップが要求されるグレードC、D、Eの指標群を「レボリューション・クラス」、最後に現在誤った方向に進んでおり早急な見直しが必要な指標群を「要反転クラス」に分類した。

3つのクラスに該当する指標は以下の通りだ。(数字はSDGsのゴール・ターゲット番号)

 リフォーム・クラス:3指標が該当。
 1.1 貧困撲滅、8.1 LDCs経済成長、15.2 森林減少防止

 レボリューション・クラス:9指標が該当。
 3.1 妊産婦死亡率削減、4.1 万人の中等教育、16.1 暴行殺人件数削減、17.1 国内資源活用、
 2.1 飢餓撲滅、6.2 万人の衛生施設(トイレ)へのアクセス、7.1 万人の電気利用、5.3 幼児婚根絶、
 9.2 LDCs工業化

 要反転クラス:5指標が該当。
 10.1 所得の平等化、11.1 スラム人口削減、12.5 廃棄物削減、13.2 気候変動対策、
 14.2 海洋環境保全

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タグ:SDGs
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『本を出したい人の教科書』 [仕事の小ネタ]

本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある

本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある

  • 作者: 吉田 浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/04/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
日本一、出版を愛する男が送る、「本を出したい人」のための出版の教科書。
本を出したい人は実は多い。彼の出版セミナーは連日超満員の大盛況。
あっという間に素晴らしい企画書が書けてしまう「黄金の企画書」をはじめ、
出版プロデューサー 吉田浩が、自分の持てるノウハウをすべて公開。

僕が執筆協力した本が出来上がり、間もなく発刊予定である。執筆協力者の1人として僕の名前はクレジットされているけれど、実は僕はその本の出版に関して版元との連絡調整やゲラの校閲、社内での稟議、全ての執筆協力者との連絡調整等の面倒な事務手続きを全て1人でやっていた。

社内でのライン業務とは違って僕が特命で受けていた仕事なので、僕の部下にすらこの仕事は展開していない。1人で引き受けてやる仕事はかなり大変だった。

だから、名前のクレジットのされ方には納得いかないところもある。せめてまえがきかあとがきで僕の労をねぎらって欲しかったけど、そうはならなかった。編著者はうちの会社の役員だ。面と向かって「僕のこともうちょっと触れて下さい」とはなかなか言い出しにくい。

そんないわくつきの出版であっても、本になって形が残ると関わった者としてはやっぱり嬉しい。良い本が出来上がったと思えるのである。

さて、そんな大詰めの時期に読んだのが『本を出したい人の教科書』である。

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この本は、発刊当初から読んでみたいと思っていたのだが、思い立って図書館に予約した時点でも順番待ちが20人以上おり、順番がまわってくるまで結構な時間がかかった。読み進めるのには大して時間もかからないので、図書館の回転率は相当良かったんじゃないかと思うが。

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