So-net無料ブログ作成

モンスーンの集中豪雨 [ブータン]

2016-7-22 Kuensel.jpg

今、ブータンではモンスーンの集中豪雨が本格化して、各地で洪水や土砂崩れの被害をもたらしている。元々人口が少ない国だということもあって、直接的に洪水土砂災害の犠牲となった人は報告されていない。

最も被害が大きいのは南部のサルパンの街である。20日の第一報以降、街の水没や道路の損壊などが新聞、テレビ、ラジオでも報じられており(上写真)、早々に国王も視察に訪れている。南西部のブータン第二の都市プンツォリンも、近くを流れるアモチュ川の流量が増し、川沿いの道路が崩壊した。プンツォリンにはトブゲイ首相が現地入りして、道路復旧作業の陣頭指揮を取っている。復旧にあたっているのは、ブータン国軍や王立警察、農林省の他、Desuupと呼ばれる、国王主導で形成された地元のボランティアグループ(日本の消防団みたいなもの?)である。

インドとの国境の街プンツォリンから首都のティンプーまでの道路は、物流の主軸となる幹線道だ。この道路も途中の土砂崩れで22日から通行止めになっており、不安になったティンプーの市民が、ガソリンスタンドの前に長蛇の列を作る姿を僕も見ている。22日夜に並んだ車は給油までに2時間以上待ったと聞く。この通行止めは、23日中に解除されるとの報道もあったが、24日夕方現在、依然として普通で、復旧にはあと丸1日はかかるとみられている。主要メディア、さらには首相自らが、Facebook上で、燃料の備蓄は十分あるので、パニックにならないようにと呼びかけている。

被害は南西部だけかというとそうでもなくて、プナカ~ガサ間でも3カ所の土砂崩れで通行止め、東部のサムドゥップ・ジョンカル~タシガン間でも、カリン付近で通行止めと報じられている。それ以前に、トンサ~シェムガン間の国道のトンサのすぐ南のマンデチュ川水力発電所建設現場付近のゾンカラム橋付近で7月5日に大きな土砂崩れが発生し、現在も通行止めが続いている(下写真)。道路の道幅を拡張するために山側の斜面を不用意に切り取ったことが大規模な斜面崩壊につながったとみられており、復旧にはさらに時間がかかると見られている。

2016-7-18 Kuensel.jpg

続きを読む


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
メッセージを送る