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最近のマクロ経済指標 [ブータン]

先週から今週にかけて、ブータンの中央銀行に相当する王立通貨庁(RMA)の2016年版年次報告書を引用元とする記事が幾つか小出しで出てきている。金融部門を始めとして、この国のマクロ経済指標について知る良い機会だと思うので、この1週間ほどの記事の中から関連するものを選んでここでご紹介してみようと思う。

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《RMAはこちら。ティンプーゴルフコースの向かいにあります》

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貸付規制の解除が与信残高増につながる
Lifting of ban on loans drives credit growth
Kuensel、2017年1月27日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/lifting-of-ban-on-loans-drives-credit-growth/
【ポイント】
昨年の総預金残高の増加率は前年比17%だったのに対して、与信残高の増加率は21%を記録し、12月末時点で866億ニュルタムに達している。与信先としては民間部門が最も多く、2016年6月末現在の与信残高の85.8%を占める。民間部門の中でも、住宅部門の与信が最も大きく、22.2%を占める。このため、住宅部門で融資債権に焦付きが発生すると、これが金融部門全体に及ぼす影響は甚大なものになる恐れがある。この他に与信残高シェアを大きく伸ばしたのは運輸部門(3.7%→5.2%)で、これには、インドルピーが市中で不足する通貨危機が発生した2013年以降、RMAが金融部門に課していた、運輸部門への貸付規制が解除された影響が大きい。

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国内総生産、1320億ニュルタムに拡大
GDP expands to Nu 132B
Kuensel、2017年1月30日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/gdp-expands-to-nu-132b/
【ポイント】
2015年の実質GDPは、前年の1195億ニュルタムから6.5%増え、1320億ニュルタムになった。インフレ調整前の名目GDP成長率は、10.4%と二桁を記録した。2014年の実質成長率5.7%と合わせ、2013年通貨危機以降の経済の堅調な回復基調を裏付ける結果となった。1人あたりGDP(ドル換算)では、2014年の2610ドルから、2015年は2719ドルに増加。

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タグ:経済
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