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『虹色のチョーク』 [読書日記]

虹色のチョーク

虹色のチョーク

  • 作者: 小松 成美
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/05/19
  • メディア: 単行本
内容紹介
「彼らこそ、この会社に必要なんです」――社員の7割が知的障がい者である“日本でいちばん大切にしたい会社"を、小松成美が描いた感動のノンフィクション。人は働くこと、人の役に立つことで幸せになれる――。
神奈川県川崎市にあるチョーク製造会社・日本理化学工業株式会社は、昭和12年に小さな町工場からスタートした。昭和35年に二人の少女を雇い入れたことをきっかけに、障がい者雇用に力を注ぎ、「日本でいちばん大切にしたい会社」として全国から注目を集め続けている。現在も社員83名のうち、62名が知的障がい者。一人一人の能力に合った仕事を作ることで、彼らが製造ラインの主戦力となり、社員のほとんどは定年まで勤め上げる。同時に、彼らの作るダストレスチョークは業界シェア1位を誇る。今でこそ福祉と経営の両面で注目を浴びるが、ここに辿り着くまでには数々の苦悩と葛藤があった――。本書は、日本理化学工業の会長や社長、働く社員、さらには、普段語られることの少ない障がい者のご家族へのインタビューを通して、「働く幸せ」を伝える一冊。

来る11月7日から9日にかけて、ブータンでは「GNH国際会議」というのが開催される。今年のテーマは「ビジネスのGNH」で、これは世界的にも有名なGNHという概念が、ブータン国内でもビジネスセクターでは未だ十分普及していないという問題意識に基づき、世界のビジネスセクターのGNH向上への取組みから学ぼうという趣旨で行われるものだ。そもそもブータンに「ビジネスセクター」なる大きなセクターが存在するかどうかはやや疑問なところもあるが、主催者の問題意識はよくわかる気がする。

現在僕はある日本の企業の方との共同での発表を考え、主催者の定めた日程案に沿って、既に論文の要旨を提出済みで、これから10月末までの間に実際の論文を書き上げなければならないという状況にある。また、この共同発表の相方の会社の社長にもお出ましいただいて、クロストークのセッションのパネリストの1人としてご登壇いただくことを画策し、一応主催者から内諾は取り付けている。これで最低限日本のプレゼンスは確保できたと思う。ちなみにこの会社は、社是に「しあわせ」という言葉を含めているアパレル製品のカタログ通販を専門にしている会社である。

こうした主催者への働きかけの中で、できれば是非社長をお招きしたかった会社がもう1社ある。それが日本理化学工業株式会社で、恥ずかしながら最近まで知らなかった企業だ。残り時間が少なすぎるので、コンタクトするつてもない同社に、ブータンまでの旅費(航空賃プラス滞在費)を自腹で負担していただくような話はさすがに持って行きにくい。泣く泣く断念したが、インクルーシブを地で行くような企業がどこまでの努力を払っているのか、世界にも知ってもらいたい取組みだと思っている。

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