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2016年のGDP [ブータン]

他の記事も予約投稿で掲載待ちにしているところですが、その前に割り込み、1つブータンの国民経済計算についてリリースされたので紹介します。ただ今ティンプーはツェチュ(大祭)の連休で新聞も休刊。土曜日にリリースされた情報を真っ先に報じたのは、ブータン国営テレビ(BBS)でした。

2016年のGDP、170億ニュルタム増加
Bhutan’s GDP up by Nu 17 B in 2016
BBS、2017年10月2日、Passang Dorji記者
http://www.bbs.bt/news/?p=81595

【ポイント】
9月30日(土)、国立統計局(NSB)は、2016年の国民経済計算について発表した。これによると、2016年のGDPは1,487億ニュルタム(約2,562億円)で、GDP成長率は7.99%を記録した。2015年(6.60%)に引き続き、堅調な経済成長である。内訳を見ると、サービス部門が10.48%と大きな牽引力となった一方で、工業、農林業は伸びが鈍化。それぞれ6.79%、3.65%にとどまった。この国民経済統計に基づく1人あたりGDPは2,879ドルとなり、前年比6.36%の増。

NSBプレスリリースはこちらからどうぞ。

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1カ月ほど前、僕が作った説明資料に対し、本邦の某所から、「ブータンのGDP成長率が2015年分までしか確定してないのはどういうことか、2017年も既に8カ月も経っているのに、2016年の成長率は未だリリースされてないのはおかしいのでは?」との指摘を受けた。要は僕の情報収集努力が足りないのではないかと暗に指摘された感じで、相当気分が悪かったのだが、どうでしょうか。これでわかっていただけましたか?

それにしても、BBSの使った数値、よく見ていくとNSBの発表値と違っているところもある。一応、上記「ポイント」記載分は、NSBのプレスリリースの原文にある数値に合わせておいた。メディアの出す情報は時々正確さを欠くので、原典を当たってみることの重要性を改めて感じた。

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週3日だけの証券取引所 [ブータン]

前回の読書日記でESG投資なるものを取り上げ、その中で証券取引についても言及したので、ふと、ブータンの証券取引ってどうなってるんだろうかと疑問に思っていたところ、参考になりそうな記事が最近出ていたので紹介する。

株式取引、出来高、取引額ともに増加
Share trading records increase in volume and value
Kuensel、2017年9月27日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/share-trading-records-increase-in-volume-and-value/

【ポイント】
2016年の新規株式公開はなかったものの、株式市場での取引実績は新記録を樹立した。株式市場には、新規株式公開(IPO)が行われる一次市場と既存株式が取引される二次市場があるが、王立ブータン証券取引所(RSEBL)の年次報告書によると、二次市場で総額3億2,867万ニュルタム、約1,148万株が売買された。これは2015年の1729万株、総額1億9,377万ニュルタムと比べ、出来高で57.5%、総額ベースで69.61%の急増である。

証券取引所の時価総額は、最新の数値では253億ニュルタム(2016年12月31日現在)となっている。しかし、上場21社の発行株式の時価総額は、前年同期の239億9000万ニュルタムから1年間で227億4000万ニュルタムに減少している。投資家の眼からするお、時価総額は上場企業21社の資産価値を決めるものである。従って、ブータンの資本市場を改善するには、発行株式数の増加か株価の上昇のいずれかが必要となる。

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『投資家の企業のためのESG読本』 [持続可能な開発]

投資家と企業のためのESG読本

投資家と企業のためのESG読本

  • 作者: 足達英一郎・村上芽・橋爪麻紀子
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: 単行本
内容紹介
「ESG投資」「ESG経営」という言葉がメディアに頻繁に取り上げられるようになりました。「E(環境)」「S(社会)」「G(ガバナンス)」の要素を投資や経営に取り入れるとはどのようなことなのか。なぜ、ここにきて注目されるようになったのか。これから、ESGは投資や経営に根付いていくのか――。ESGと最前線で向き合ってきたアナリストが、ESG投資の過去、現在、そしてこれからを分析するとともに、企業のIR部門はESG投資家に対してどのような情報開示を実施するのが有効なのかを提示します。ESGを体系的に解説した初の書籍です。さらに、「ダイベストメント」や「グリーンボンド」「インパクト投資」「持続可能な開発目標(SDGs」など、ESGを理解するために有効な40のトピックスを取り上げ、簡明に解説します。

実はこの本の共著者3人のうち、1人は知り合いである。本を購入して著者略歴を見るまで気付かなかったが、そういえばFacebookで1年ぐらい前に本を出したことを書いてたなと思い出した。その当時はピンと来なかったESGに、今は関心を持ったから、そういう目で既刊本を調べて行ったら、知り合いが共著で出してる本に巡り合ったというわけ。

なぜ今頃必要になったのかというと、1カ月後に迫ったGNH国際会議の発表で使う参考文献を確保しておきたかったからである。残念ながら、どういうテーマで発表するのかはここでは言えない。ブログで自分が思い付いたオリジナルのアイデアを書き記しておいたら、それを某大学の研究者にパクられて論文を書かれてしまったという苦い経験をしたことがあるからだ。その時は、論文の指導教官から、「先に論文にしなかったお前が悪い」と大目玉を喰らった。先生のおっしゃる通りだ。自分こそがオリジナルだと思っているネタを、こういう公の場で詳らかにするのは、良い場合と悪い場合がある。

そんなわけでここでは発表テーマは書かないが、ESG投資のプラットフォームビジネスのようなものを、アイデア段階ながらも会議の場で提案してみて、会場からのコメントをもらってさらにブラッシュアップしようというのが僕の狙いである。ただそのためには、たとえコンセプトが詰まっていなくても、10月末までに主催者に論文を事前提出しなければならない。

今月の大仕事はまさにこれだ―――。


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踊らないなら訴えてやる!(続報) [ブータン]

9月14日、この「踊らないなら訴えてやる!」というタイトルで記事を書きました。オリジナルの記事は9月11日付のクエンセルに掲載された「カムダル・チオッグ(村)、祭りに参加しない世帯を訴える」と題した記事でした。ところが、僕は不覚にもブログ上での操作を誤り、次の記事を上げる際に前の記事を上書きしてしまいました。後悔しても後の祭りで、もう一度書き直す気力もなく、そのまま放置していたところ、9月後半に入って幾つかその続報が出ました。そもそも経緯も含めてその顛末を書いてみたいと思います。

訴えられた住民、コミュニティが家族を虐めると抗弁
Sued Kamdar resident claims of community bullying her family
Kuensel、2017年9月21日、Tashi Phuntsho記者(ルンツィ)
http://www.kuenselonline.com/sued-kamdar-resident-claims-of-community-bullying-her-family/

【ポイント】
ルンツィ県カムダル・チオッグ(村)の地元舞踊祭への参加を拒否したとして訴えられた30歳の女性が、コミュニティが寄ってたかって自分とその家族を虐めているとの抗弁を、ルンツィ県裁判所に提出した。

カムダル・チオッグの8人の住民が、先月起こした訴訟によるもので、被告側は地元舞踊祭への参加を拒んだとされている。この舞踊祭は、地元では「ドチュン」(踊りと言う意味)として知られるもので、以前はチオッグ内のカムダル、タンマチュ、パゲドゥンという3つの集落が合同で、毎年開催されていた。しかし、過去4年間は一度も開催されていない。

住民は今年、この村の伝統行事を再興しようと試みたが、カムダル集落にある、伝統的にリードダンサーを輩出してきた世帯が、踊り手としての参加を拒否した。この事案は当初メンビ郡の郡庁に裁定が持ち込まれ、郡行政官もこの世帯を訪問して参加を要請したが、この世帯はどう歌って踊ればいいのかがわからないとして、改めて参加を拒否。他の村民はやむなく県裁判所に訴えることにした。

女性側が18日に行った反論によると、彼女の父親は確かに、リードダンサーとして過去長年にわたって舞踊祭に参加していたが、既に年老いていて踊るのに支障が生じているという。コミュニティが特定家族にこのような形で踊りを強要するのはフェアではないと主張する。また、彼女の世帯には父親以外に男性がおらず、コミュニティの全ての人がその父親が歳をとり過ぎて踊ることなどできないのは知っていた筈だと主張。

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