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ブータン国内の車両登録台数 [ブータン]

改正道路交通法案、パブコメ募集中
Draft road safety and transport Bill up for public feedback
Kuensel、2017年4月7日、Younten tshedup記者
http://www.kuenselonline.com/draft-road-safety-and-transport-bill-up-for-public-feedback/

【ポイント】
増え続ける車両と年々深刻化する交通渋滞、ルールを無視する乱暴な運転、飲酒運転や無免許運転の増加等を鑑み、現在、政府は道路交通法の改正を進めている。既に法案は出来上がっており、現在情報通信省HP上で公開され、パブリックコメントを募集中。1999年以来の改正となる。
http://www.moic.gov.bt/en/first-draft-of-road-safety-transport-bill-2017/

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道交法改正は非常に良いことだと思うが、交通警察の実施能力には疑問もある。この記事が出た日の午後、僕は出先の敷地から外の道路に出ようとして、門の前に横付けしていた4WDの車の運転手と睨み合いになった。すぐ近くに駐車スペースが1つ空いているのに、車が出入りする門の前に堂々と横付けするのもどうかと思うが、自分の車の後ろに、少しだけスペースを空けていて通れないわけじゃないだろ、何が問題なんだと抗弁するサングラス姿の運転手には腹が立った。それをすぐ近くで見ていた交通警察官は何もしなかったので、その近くを通るときに、「ちゃんと取り締まって下さいよ」と注意を促しておいた。

パブコメ募集中とはあるけれども、僕の中では優先度はさほど高くないので、思うところはあってもコメント出すかどうかは未だ決めていない。違反行為に対する罰金規程は記事でも沢山紹介されているが、むしろ違反行為を防止するための運転手教育の部分については殆ど何も書かれていない。そこまで調べてコメントするかどうかは悩ましいが、飲酒や無免許のようなあからさまな違反行為はともかくとして、もっと怖いのは路肩に停車していた車両がウィンカーも出さず、後方確認もせずにいきなり加速して来たり、日本で言う追い越し車線を走行中の車が、これまたウィンカーも出さずにいきなり左折しようとしたりして、ヒヤッとすることは多い。

さらに怖いのは、ブータンの運転手がやたらと先行車両の追い越しを試みることだ。坂の多い国ですぐにトルクの発生しないノロい車を追い抜くのはまあありがちなことではあるが、それを見通しの悪いカーブ区間で無理にやろうとして、対向車と衝突するという事故が僕の身近でも立て続けに起きている。これは相当に危ない。ここの部分は運転手本人にだけではなく、そんな運転手を雇っていた雇用主の責任も問うぐらいの思い罰則を適用してもいいように思う。

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タグ:ティンプー
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再生可能エネルギー国際会議 [ブータン]

4月3日から5日にかけて、ティンプー市内王立ブータン大学(RUB)講堂において、「第2回持続可能な再生可能エネルギー開発と設計に関する国際会議(International Conference on Sustainable and Renewable Energy Development and Design)」という国際研究会が開催された。主催はRUB傘下のプンツォリン科学技術カレッジ(CST)。CSTは元々学部の4学科しかなかったが、次の年度からエンジニアリングと再生可能エネルギーの修士課程を新設する予定。元々この国際会議は昨年11月開催を目指して発表者募集を進めていたが間に合わず、半年遅れでの開催となった。

会議には、スポンサーとなったカルナ財団やブータン財団関係者、それに研究発表でも米国、インド、ネパール、バングラデシュあたりから研究者が参加して、総勢400人を超える出席者があった。日本人の発表者はいなかった。共同発表者として1名名を連ねておられた筑波大学の方がいらっしゃったが、もう1人のドイツ人の方がプレゼンをやられていた。

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《経済大臣が主賓で出席した開会式の模様》

テーマとしては割と幅広い。僕たちが「再生可能エネルギー」と訊くと、太陽光や風力、バイオガスあたりをすぐに思い浮かべる。でもブータンに来て「再生可能エネルギー」の定義の中には水力が大きなウェートを占め、しかもこの国の水力はナショナルグリッドだから、送配電網も含まれる。それに、僕らはどうしてもエネルギーの生産サイドの方を中心に考えてしまうが、会議のセッションの中には、都市のビル設計を通じたエネルギー消費の効率化や、スマートシティ、環境教育なんてのも含まれている。

でも、この国際会議の扱いはクエンセルでは意外と小さく、記事が2つ載っただけだった。

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現地生産のスポーツカー? [ブータン]

現地生産のスポーツカー、コンペでデビュー
Locally built sports car debuts at innovation competition
Kuensel、2017年3月31日、Younten Tshedup記者
*URLは存在しません。HP上では記事閲覧ができないのです。

2017-3-31 Kuensel2.jpg
《記事が存在した証しとして、写真撮っときました。》

【ポイント】
3月30日、ティンプーにおいて、第2回テクニカル・イノベーション・コンペが開催された。主催は労働人材省。2014年に第1回コンペが開催されて以降、初めてのコンペに出展された作品は6点だった。

うち第1位を獲得したのは、ブータンテレコムの電波周波数エンジニアであるジグミ・タクテン氏の制作した「自動横糸巻き取り機(Automatic Winding Weft for Shuttle)」。ジグミ氏は、母親が手織りを営む姿を間近に見て、このアイデアを発想。マイクロコントローラーArduinoを用いたリニアアクチュエーターで、12ボルトの電圧で駆動させる。プロトタイプ制作費は7850ニュルタム。氏はこれを商業生産につなげたいと意気込んでいる。

第2位は、チュメ技術訓練校(ブムタン県)の教官、クンザン・ゲルツェン氏の制作した改良ボカリ(ストーブ、Bukhari Radiator)。ボカリで薪を燃やすとエネルギーのロスが発生する。薪のエネルギーの90%は煙となって放出されてしまう。氏はこのボカリの熱で温水を生産し、これを室内に循環させることによって、室内温度を長く保てるシステムを開発。これにより90%のエネルギー喪失分の25%は節約できるという。

第3位は、ランジュン技術訓練校の教官、リンチェン・ドルジ氏が制作した「ハイブリッドLEDフェンス(Hybrid Eco-Friendly LED Fencing)」。農地への野生動物の侵入を防ぐシステムのプロトタイプで、太陽光を利用して蓄電し、日中は侵入者を感知してサイレンを鳴らし、夜間はサイレンに加えてLEDライトで侵入者を照らす仕組みになっている。

しかし、会場の注目を最も集めたのは、サムチ県で自動車整備工場を営むツェリン・テンジン氏が制作したコンバーチブル・スポーツカーだった。この車はマルチ・スズキ製のMulti 800とMulti Swiftのパーツを合体させ、双方の利点を組み合わせて1つの車体に収めたもの。コンバーチブルはブータンでも珍しく、今後この車が路上走行できるよう、関係機関と協議を進めるとのこと。

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大通り混雑解消の切り札? [ブータン]

市、ノルジン・ラム大通りの駐車スペース撤去へ
Thromde to do away with parking spaces on Norzin Lam
Kuensel、2017年4月1日、Dechen Tshomo記者
http://www.kuenselonline.com/thromde-to-do-away-with-parking-spaces-on-norzin-lam/

2017-4-1 Kuensel.jpg

【ポイント】
ティンプー市は、昨年沿道の商店主からの大反対で頓挫したノルジン・ラム大通りの車両立入り禁止措置を見直し、駐車スペースを撤去して沿道での停車時間を15分に制限するとする、新たな方針を打ち出した。

現在ノルジン・ラムには230台分の駐車スペースが沿道に設けられている。しかし、中には1日中停まっている車も多く、駐車スペースを探すドライバーが徘徊して混雑を巻き起こす原因となってきた。

このため、市ではフェンデ・ラム通りとザントペルリに計550台が収容できる立体駐車場を建設。2015年9月に始まった工事は今年中に終了する見通しで、市ではこの立体駐車場ができ次第、ノルジン・ラムの駐車スペース撤去を進める考え。

ノルジン・ラム沿道で店舗を営む事業主のコミュニティは、市の政策を概ね支持しているというが、個別で商店経営者のインタビューを聞くと、売上げに影響が出ることや、自分の車を置くスペースが無くなることを懸念する声もある。

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タグ:ティンプー
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渋滞の原因は学校の送り迎え [ブータン]

バス運行によりルンテンザンパ地区の渋滞解消へ
New bus service to decongest Lungtenzampa area traffic
Kuensel、2017年3月31日、Dechen Tshomo記者
*クエンセルのHPは乗っ取られている可能性があるため、サイトリンクは貼りません。

2017-3-31 Kuensel.jpg

【ポイント】
ティンプー川対岸のルンテンザンパ地区には、ヤンチェンフ高等中等学校(YHSS)とルンテンザンパ中期中等学校(LMSS)という2つの学校に加え、長距離バスとタクシーのターミナルが隣接する。このため学校登下校時に父兄が自家用車で送迎するために、大変な大混雑が起きる。両校の上流には民家もあるが、この地域の住民は他地区の学校への子供の送迎や通勤に際して地元で渋滞につかまることが多かった。

このため、ティンプー市当局は、都市バスサービス公社(以下、CBS)と連携し、両校の生徒に対するスクールバス・サービスを4月15日から導入することになった。CBSは所有する12台のバスを動員し、バベサ、チャンバンドゥ、パムツォ、デチェンチョリンに各3台を配置。朝7時30分を皮切りに3便を運行させる計画。

ティンプー市長によれば、ルンテンザンパ地区のバスサービスは試行的に行うもので、有効性が確認されれば、他地区の学校のバス送迎サービスも進めるとのこと。勿論、引き続き自家用車で送迎することも可能だが、ルンテンザンパ地区への出入りはチャンリミタン・バス停とホテル・リバービュー付近で制限される予定とのこと。

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楽しい数学の時間 [ブータン]

数学は、創造的で、物語やイマジネーションに満ちている時が最高に面白い
'Maths at its best when it is creative, full of stories and imagination
The Bhutanese、2017年3月25日、Tenzing Lamsang記者
http://www.kuenselonline.com/youth-entrepreneurs-plan-to-produce-avocado-tea-and-flour/
*記事のURLは、同紙の記事更新がなされた時に追記します。

2017-3-18 MarcusDuSautoy.jpg
《王立個別指導プロジェクトのHPから》

今となってはちょっと古い出来事になってしまったが、3月13日の週から約10日ほど、英国オックスフォード大学の著名な数学者マーカス・デュ・ソートイ教授がブータンを訪問されていた。王立個別指導プロジェクト(Royal Tutorial Project)の一環で、その講義をビデオ収録してBBSで流そうということで来られている。ビデオ収録の合間に、プンツォリンのRIGSSやCSTをはじめとして幾つかの教育機関で特別講義も行われたが、折角の機会だからというので、王立プロジェクトの粋な計らいで、18日(土)夜、市民向けの公開講義が開催された。

冒頭ご紹介した記事は、その模様を報じたもの。この報道、クエンセルは3月20日付の同紙で1ページ扱ったのみだが、The Bhutanese紙は週刊タブロイド紙である利点を生かし、教授のインタビューまで2ページぶち抜きで掲載している。そのインタビュー内容までここでご紹介するつもりはないが、18日の公開講義は僕も出ていたので、その内容をちょっとご紹介してみたい。

多くの生徒さんや先生方が詰めかけた国際会議場での特別講義。マーカス教授の冒頭の話はどうやって数学に入って行ったかというものだった。教授は小さい頃、007の映画を見てスパイになることに憧れ、外国語を学ぶことから始めた。フランス語を手始めに、ドイツ語、ラテン語、ロシア語と手を広げていったものの、スペルや単語の多さや非論理的な語順に辟易するようになってしまった。そんな教授が、12歳か13歳だった頃、当時の数学の先生が教授を呼び、数学は単に四則演算や法則を学ぶことじゃない、もっと多くの領域があると言い、ある本を読むよう勧めてくれたという。それが数学との出会いだった。

The Language of Mathematics

The Language of Mathematics

  • 作者: Frank William Land
  • 出版社/メーカー: John Murray
  • 発売日: 1975/05
  • メディア: ペーパーバック

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英国人尼僧の奔走 [ブータン]

ブータンでせっかくいいものを作ることができても、それを世界中の消費者に知ってもらうことは難しい。ブータンでせっかく優れた社会貢献事業が行われていても、それを世界中の人に知ってもらい、支持者を募ることは難しい。強い動機と意志を持っていたとしても、往々にしてそれは、ものを作ることや、現場での活動に多くの時間が割かれ、買い手を探すことや、支持基盤を強化することに時間とエネルギーを投入することがおろそかになってしまう。

ここに住んでいて常々感じるのは、市民社会組織(CSO)の数の少なさだ。ブータンでCSOを自称している団体は30数団体しかないと聞くし、名前の知れたCSOであっても、財務基盤がぜい弱で、政府や外国からの資金支援がないと事業の存続すら危ういという話は度々耳にする。かく言う僕自身も、外国人であるだけでなく、日本人であることから、「援助してくれないか」と言われることが少なくない。CSOが作っているパンフレットを見ると、寄付金の受付口座はしっかり明記されている。でも、肝心の寄付者に対する説明責任はどのように果たしているのか、財務諸表は作っているのか、と尋ねると、そういうものは作っていないということが判明する。資金ギャップがいくらぐらいあるのかと尋ねても、事業実施にかかる支出がどれぐらいあるのかしか教えてくれない。自分達の活動を外国の人々に知ってもらう努力を自分達でしているのかと尋ねると、外国には行ったことがないという。ブータン人は内向き志向なので仕方ないが、その分、ここに住んでいる外国人に安易に頼ってしまう傾向が強い。

2017-3-20 Draktsho03.jpgピースが欠けている―――。そんな思いを抱きながら毎日過ごしている。

いいものを作ればマーケットが要る。作ることに一生懸命で、それを外国に売るとなったら、ブータンに来る外国人観光客が安直なターゲットになる。外国人観光客受入れを抑え気味にしていてただでも狭いマーケットで、同じようなものを沢山作っても売れない。僕が個人的に見て目的も活動内容も素晴らしいと思うCSOであっても、寄付者を国内にばかり頼っていては財務基盤強化の余地はかなり限定される。外国の消費者、外国の市民社会とつなげるピースが必要なのだと思う。それを、1人の企業家や1つのCSOの努力だけでなんとかしろというのはハードルが高すぎで、「つなぐ」という役回りは、ブータン人ではない誰かが担ってコラボしていくことが必要なのだろうと思う。

1月、僕はある英国人女性と初めてお目にかかった。仏教僧の装束を身にまとい、きれいに頭を丸めた、青い目の女性である。話す口調には落ち着きが感じられ、会話を続けているうちにこちらまでいい気持にさせられる。名前はエマ・スレイド、別名ペマ・デキという。

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アボカド加工品で起業を [ブータン]

若い企業家、アボカド茶とアボカド粉生産を計画
Youth entrepreneurs plan to produce avocado tea and flour
Kuensel、2017年3月17日、Younten Tshedup記者
http://www.kuenselonline.com/youth-entrepreneurs-plan-to-produce-avocado-tea-and-flour/

2017-3-16 RTC.jpg

【ポイント】
ミャンマーで開催されていた「メコン・ビジネス・チャレンジ」ビジネスアイデアコンテストで、11日、王立ティンプー大学(RTC)から参加したブータン人学生3人による「グラッデン・グーリー(Gladden Guli)」が、最終ラウンドで銀賞を獲得した。

彼らの事業提案はアボカド加工による高付加価値化。今まで果肉をそのまま食べるしかなく、ブータンではあまり人気のなかったアボカドを、種はお茶の生産に、果肉は乾燥粉末化して、ケーキやクッキー、サラダドレッシング、麺類等に加工しようというアイデアである。

アボカドはブータン中部が産地だが、商業生産は2012年に始まったばかり。1キロ400ニュルタム程度はする農産品は、なかなか消費者の関心を呼ぶものではなかった。それでもアボカドの味を良くすることに取り組む農家の数は増えてきていた。

今回のコンテストに挑戦したRTCの学生3人のうちの1人は、こうしたアボカド生産地域の出身。父親もアボカド生産を行ってきた。

アボカドは取引価格が高く、学生チームは起業のために受け取ったシードマネーの半分以上を、アボカドの調達に投入せざるを得なかった。適正な技術や専門家の助言へのアクセスも当初は十分ではなかった。しかし、やがて国立ポストハーベストセンター(パロ)のような政府機関や、大学教員が支援することで、コンテストへの出展にこぎつけることができた。

学生チームは消費者100人に聞取り調査して、アボカド加工品の商品化は可能性が高いとの感触を得、アボカドの商業生産を始めている農家15人から、生産したアボカドを加工用に提供してもよいとのレスポンスを得ている。彼らは卒業後、アボカド加工のための数量確保に向け、自身でもアボカド栽培を開始する予定。グラッデン・グーリーは、2018年末までに操業開始予定。いずれ商品のバラエティも拡大する方針との由。当面は、観光客やアボカド好きの個人消費者にターゲットを絞り、ティーバッグ20個入りのアボカド茶を200ニュルタム、アボカド粉は100グラム400ニュルタムで販売する予定。

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ヨンフラ空港、来月には再開準備を完了 [ブータン]

ヨンフラ空港再開、来月には準備整う
Yonphula airport to be ready by next month
Kuensel、2017年3月15日、Younten Tshedup記者
http://www.kuenselonline.com/yonphula-airport-to-be-ready-by-next-month/

2017-3-19 Yonphula.jpg
《行ったことないけど、こんなところのようです。BBSのHPから》

【ポイント】
リノベーション、安全配慮措置の改善、国際標準遵守等を目的として2013年から閉鎖されていた東部タシガン県カンルンにあるヨンフラ空港が、4月には再開準備が整う模様。ドルックエアー航空の就航開始時期に合わせ、5月から再開される見通し。

リノベーションの大きなポイントは滑走路の約半分の再編と、滑走路の平坦化である。現在の滑走路には3.8%の傾斜が設けられていたが、kろえっを2%以下に抑え、国際標準として認められる範囲内に収めることになっている。この空港リノベーションは、アジア開発銀行が行った国内空港施設改善事業支援(総額690万ドル)の一環で行われたもの。

閉鎖前、ドルックエアーは週3便を東部向け便として飛ばしていた。当面はこの規模での就航となるが、将来的には東部の経済発展に寄与するため、東部向け便を1便増便することも考えている由。

施設の整備は4月で終わる見込みだが、ドルックエアーの運行再開には、同社内取締役会での事業計画承認手続きに加え、持ち株会社ドルックホールディングス(DHI)への説明、さらにはDHIと政府との協議を経る必要がある。このために、空港整備完了と同時に運行再開ということにはならない模様。

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ブータン人研究者が見た日本の農村過疎化 [ブータン]

日本の農村の人口減少からブータンが学ぶ教訓
Rural Japan depopulation: A lesson for Bhutan
The Bhutanese、2017年3月11日、Bimal K. Chhetri
*記事URLはウェブ掲載された加筆します。

【ポイント】
基礎的な設備がないことや、道路交通網の未整備、野生動物の侵入、限定的な就業機会、市場へのアクセスの悪さ―――これらは農村の人口過疎化の共通した理由と考えられてきた。こうした要因は、ブータンにおける農村から都市への人口移動を論じる際に必ず言及されてきたことでもある。

しかし、日本の農村ではどうも状況が違うようである。こうした基礎的な設備が全て揃っていても、日本の農村地域社会は前例のない規模での農村過疎化に直面している。

このことは、我々に、ブータンの農村・都市間人口移動の問題に取り組む現在のアプローチを、批判的に再考する機会をあたえてくれる。基礎的な施設を全て揃えるので十分なのか? 単にインフラ開発を進めること以上の何かがあるのだろうか?

短期的な経済成長を実現するために考えられた政策は、長期的な持続可能性に対して深刻な結果を及ぼすことがある。例えば、日本では50年前、急速な経済成長に伴う旺盛な国内需要に応じるために稲田を潰して杉を植える政策がとられた。今ではこれらの杉も出荷に適した時期を迎えているが、杉材に対する国内需要は低迷し、杉林からまき散らされる花粉により、地域の人々は花粉症の弊害に苦しめられている。

自分が訪れた佐々里村(多分、京都府)は、地域福祉サービスの推進や、地元産品の販売所設置、観光振興等、積極的な取組みを進めている。それでも、農村過疎化は進む一方である。

では、農村からの人口流出を抑制して農村社会を維持するには、何が必要なのか?―――私は国民総幸福(GNH)の価値がそこにあると考える。GNHを構成する9つの領域(domain)のうち、人間同士の関係性や人と自然との関係性を示す5つの領域が、課題解決の鍵になるのではないか。これらは「共生(co-existence)」のために必要不可欠である。

経済発展に加えて、個々人の心理的幸福感や健康、地域社会の活力、時間の配分、伝統文化の促進等を改善していくための政策を取ることが、ブータンの農村過疎化の問題の解決につながる最も賢明なアプローチなのだ。

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