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『音楽は自由にする』 [読書日記]

音楽は自由にする

音楽は自由にする

  • 作者: 坂本龍一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/02/26
  • メディア: 単行本

内容(「BOOK」データベースより)
幼稚園での初めての作曲。厳格な父の記憶。高校でのストライキ。YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた、新しい音楽―。2年2カ月にわたるロング・インタヴューに基づく、初の語りおろし自伝。
昨日は空白の1日となってしまった。ヒンディー語の個人レッスンがあったので早めに帰宅していたのだが、21時過ぎに突然停電になり、一晩復旧しなかった。無責任な僕は重要な会議があるからというので出勤してしまったが、後に残された妻は近所の電気屋さんを呼び、午前10時半頃には復旧したという。単にヒューズが1本切れたというだけで、修理費用も150ルピーだったとか。まあそれはともかく、こういう時に本当に頼りになるのはDefence Colonyのマーケットに店舗を構えているQuick Electronicsという電気店。対応が早いのでお薦めだ。このお店があるだけでもDefence Colony地区に住む意味があると思う。

逆にこんな時に頼りにならないのはうちの大家。朝修理をお願いしたいので大家が使っている電気屋を呼んでくれと頼みに行ったところ、「うちは停電してない」等と馬鹿なことを言われ、次には「そんなのはビジェイ(電気屋)の仕事じゃない。電力会社のカスタマーサービスに電話しろ」と言われた。大家のくせにこんなところの面倒は全然見てくれない。言われた番号のカスタマーサービスは前夜の砂嵐の後対応に追われていたのか全く電話にも出てくれず、大家が言った「頼めば10分で来る」というのも嘘っぱちだというのがわかった。後で妻から聞いた話によると、この電気屋と大家が揉めて、要するに電気屋に頼みたくなかったらしい。頑固な老夫婦だけに、皆と衝突して皆寄り付かなくなる。かく言う僕達も8月末までには退去するつもりだ。

話が大幅に脱線した。本題に戻そう。

そんなわけで昨夜は停電のお陰でぐっすり睡眠を取ったのだが、その前の晩、つまり僕が論文執筆計画を大学院に提出した晩は、夜10時頃に帰宅したのだがその後すぐに就寝もせず、息抜きに本でも読もうかと考えた。取りあえずは借りた本を返すのが先決とばかり、その日の朝職場の同僚から貸してもらった1冊を2時間ぐらいかけて一気に読み切った。

坂本隆一氏の自叙伝的1冊。普通なら自分から読もうとなんて全然思わないジャンルの本だ。なにせ僕はあまり音楽への関心があまりないし、今でも1970年代フォークをウォークマン携帯で聴いているような人間です。勿論、YMOは聴きました。丁度高校生の頃だったから、こういう「テクノ」と言われた領域の音楽は当時の自分たち高校生のメンタリティにはよく合っていたと思う。

ただ、坂本隆一と聞いてそれ以上のことはあまり言えない。故・忌野清志郎氏と『い・け・な・い・ルージュマジック』を歌っていたのは覚えている。でも音楽としてはそれくらい。後は最近社会活動で頻繁にお名前を聞くことがあるぐらいだろうか。いずれにしても音楽の話ではない。

そんな僕が坂本氏の自伝を読んで何かを語るのは本当におこがましいが、そんな中で敢えて述べさせてもらいたいと思うこともある。

第1に、坂本氏の交友関係の広さである。新宿高校時代の親友が塩崎恭久衆院議員(安倍内閣の官房長官)と馬場憲治カメラマンだとか、その後も至るところで誰々と出会って意気投合したといった記述が出てくる。疎遠になった人もいたのかもしれないが、その交友関係の多くが今も続いているらしい。だから何か社会運動に手を挙げられると我も我もと馳せ参じる人が多い。こういうところは僕自身の苦手なところで、その場その場の対応に追われてもっと長期的な人間関係を疎かにしていたら、大事な時にサポートして下さる方が集まらないという事態にもなりかねない。

第2に、音楽の世界に関わって来られるにはそれなりの出会いもあったということである。使い古された言い方になるが、出会いの大切さを改めて痛感させられた。昨日(20日)は実は娘の10歳の誕生日でもあった。娘には「ピアノの先生になりたい」と言った4歳の頃からピアノを習わせているが、そういう志があったわりには今ではなかなかピアノに向き合ってくれない。親に言われてやっているような状態だ。本でもいいし、何かしらの出来事でもいい。とにかく自分から何かに向かうきっかけを作るのには親としては未だに成功していない。その部分は歯がゆい。娘に限らず、息子たちにも未だ良い出会いを経験させてやれていないなぁと反省させられた。

第3に、音楽の造詣もさることながら、坂本氏は大変な読書家でもあるということを知った。音楽の世界を深めるという意味でも、社会を広く知るという意味でも、小学生時代から読書家だったというのはプラスに貢献していると思う。またまたそれを自分たちの子育てに投影してしまって恐縮だが、もうちょっと本を読んで欲しいなと思ってしまうのである。これもそういう本との出会いが未だないからなのだろうが。

この本を貸して下さった方は、多分そういう意図で貸して下さったわけではないのかもしれないが、以上が本書を一気読みした僕の感想だ。これで一息つけたから、次は再び、今週も続けている「1日1論文読破」の読書メモでも掲載したい。
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