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堀宏先生を偲んで [地域愛]

去る3日、堀宏先生がお亡くなりになった。78歳だという。地元の国際交流協会を通じて訃報を聞き、僕は職場を早抜けして通夜に行ってきた。

堀 宏(ほり ひろし、1933年 - 2012年)は、ジャーナリスト・大学教授。国際基督教大学卒。大学卒業後、TBSに入社。1984年10月から1994年9月の約10年にわたり、料治直矢・蟹瀬誠一等と共に『JNN報道特集』のメインキャスターとして活躍した。1990年代にTBSで損失補てんが明るみとなり問題となった際に番組内で当時の社長を批判し、辞任要求を行ったことがある。当時TBSの社員でもあった堀が、TBSの番組内で社長に対して辞任要求を行うこと自体異例のことであり反響を巻き起こした。TBSを退社後、2003年まで白鴎大学経営学部教授を務めた。(ウィキペディアより)

僕は堀先生には地元で2つの面でお世話になってきた。1つは、国際交流協会の仕事を通じて。2003年の入会後、呼ばれて顔を出すようになったある委員会で、堀先生も委員を務めておられた。いろいろな議案に対して、必ずひとこと質問を投げかけられる方だったが、その問いには常に高い知性を感じさせられた。僕が新規の企画案を持ち込んで、シニアの委員の方々からダメ出しを喰らった際にも、どこをどうすれば企画は実現可能だという建設的なご意見を下さった。時々キザに思えることもあったが、その国際性と報道畑での長いご経験に裏打ちされたご発言は、当時の委員会の議論を質の高いものにしていたように思う。

2010年に僕が海外駐在から帰国して委員会に復帰した時には、既に体調を崩されていて、以後二度ほどしかお目にかかっていなかった。その間の委員会での議論は、暴走する一部委員のご発言が目にあまり、抑えていても最後は売られたケンカを買ってしまうような事態も度々起き、殺伐とした雰囲気に多少の嫌気も感じているのが正直なところだ。こういうところに堀先生がいらしたら、加熱する議論を制御する落ち着いたご発言を挟んで下さるに違いないと、そのご不在が残念でならなかった。

もう1つは、子供達が通っていた小学校。堀先生はガーディアンとして、子供達の安全な通学を監視しておられた。元々お時間のあるシニアの方々にボランティアとして活動してもらう場であったと思うが、外で仕事を抱えていてそういう活動への参加がままならない僕らに代わり、子供達の安全の確保には大変お世話になった。学校の行事で訪れた際、時々ユニフォーム姿の堀先生をお見かけしてご挨拶させていただいた。

元気でおられた頃は、健康維持のためにニンニクを食べられていたのか、近くに座るとニオイがきつくて僕は卒倒しそうになったことがある(苦笑)。でも、2010年の委員会復帰以降、僕が先生をお見かけして言葉を交わした数少ない機会においては、そうしたニオイがあまり気にならず、ちょっとパワーダウンされているのが気になっていた。

3日夜に行なわれた通夜式には、報道関係者の献花が多くあった。嶌信彦、田丸美寿々、堂本暁子といったお名前もあり、堀先生のTBSでのご活躍を改めて感じさせるものだった。参列者の中には先生が教鞭を取っておられた白鴎大学のOBの方々も多く来られていた。

堀先生が1994年に出された著書は市立図書館に数冊所蔵されていて、僕も一度借りて読んでみようかと思ったことがある。残念ながら他の本を読み切るのを優先していたので堀先生の著書まで時間が回らず、結局読まずに返却してしまった。今となっては非常に申し訳ない。近々もう一度挑戦してみたいと思う。

テレビ報道―「報道特集」の現場から

テレビ報道―「報道特集」の現場から

  • 作者: 堀 宏
  • 出版社/メーカー: サイマル出版会
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 単行本

故人のご冥福をお祈りしたいと思います。
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