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『カフーを待ちわびて』 [読書日記]

カフーを待ちわびて

カフーを待ちわびて

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/03/20
  • メディア: 単行本
内容紹介
沖縄の離島・与那喜島で、雑貨商を営みながら淡々と暮らしている友寄明青(35)のところに、ある日「幸」と名乗る女性から便りがやってきた。明青が旅先の神社に、ほんの遊び心で残した「嫁に来ないか」という言葉を見て、手紙を出してきたのだ。
「私をお嫁さんにしてください」
幸からの思いがけない手紙に半信半疑の明青の前に現れたのは、明青が見たこともないような美(チュ)らさんだった。幸は神様がつれてきた花嫁なのか?戸惑いながらも、溌剌とした幸に思いをつのらせる明青。折しも島では、リゾート開発計画が持ち上がっていた。反対する少数派だった明青も、幸が一緒なら新しい生活に飛び込んでいけると思い、一大決心をする。しかし幸には、明青に打ち明けていない秘密があった。
先週、月曜日から日を重ねるごとに徐々に両肩の凝りがとれなくなってきて、膝下の冷えがひどくなった。明らかな血行不良。それも徐々に悪化してきて、木曜日には発熱があって午後半休を取ろうかとすら考えた。金曜日は朝から喉が痛く、今季初めてマスク着用で出勤した。それでも休まなかったのは、僕の仕事にはバックアップ要員がいないからだ。僕が休めばその分仕事は止まるだけのことで、体調が悪いくらいで簡単に「休暇」を口にできないのがつらい。

金曜日は少なくとも熱は引いていたので、夜は近所のコミセンで合同稽古に参加してみた。稽古をやった後は体調が良くなることが多いから、そういう効果も期待しての稽古だったが、どうやらかえって症状を悪化させたようで、9日(土)は意識朦朧として1日中ふとんの中で過ごす事態となった。

単に横になって寝ているだけでももったいないので、睡眠誘発の目的で本でも読もうという気にはなるが、難しい本など読んでいられないので、ここぞとばかり選んだのは小説。先日ご紹介した原田マハの比較的初期の作品を図書館で借りていたので、読んでみることにした。

この作品は、2008年に文庫化された時に書店で平積みになっているのを見て、買おうかどうしようか悩んだことを覚えている。当時は今ほど小説をよく読んでいたわけでもなく、原田マハという作家についてもほとんど予備知識がなかったので、単に沖縄を舞台にしたラブストーリーというだけでは食指も伸びなかった。

今回縁あって読んだけど、読んでいて沖縄の離島での生活やビーチがイメージできるほど情景描写が上手いのには驚かされた。北陸の離島にリゾートとしてのポテンシャルがそんなにあるのかどうかはわからない。正直そこの部分だけは違和感があったが、沖縄の離島ならありそうな話だと思う。それに、もやいのような習慣が今も島の若者の間でですら実践されているというのは驚きだし、こういう近所づきあいが日常的にあるというのもなんだか羨ましい。

話が逸れるが、放送開始当初は宮古島出身の主人公の大阪のホテルでのドタバタぶりだけがぎらついて見ていられなかったNHK朝の連続テレビ小説『純と愛』も、1月に入って同じ沖縄出身の女性の経営する旅館で主人公が働くようになってからは、わりと落ちついて番組を見られるようになってきた。ホテルの「住人」ひとりひとりはとてもクセがある人たちだが、旅館とその周辺のコミュニティは、なんだか居心地の良さを感じさせるものだ。

沖縄に在住の方が読んだら、こういう小説はどのように読まれるのでしょうか。僕にとっては、病床の自分を癒すのにはちょうどもってこいの静かなラブストーリーでした。

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