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高地の国際マッチ [ブータン]

ブータン、3-1とバングラデシュを圧倒
Bhutan dominates Bangladesh 3-1
Kuensel、2016年10月10日、Younten Tshedup記者
http://www.kuenselonline.com/bhutan-dominates-bangladesh-3-1/

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ポイント解説を付すまでもないが、アジアサッカー連盟(AFC)が主催する2019年のアジアカップ(開催地アラブ首長国連邦)の一次予選、ブータン対バングラデシュの第2戦がティンプーのチャンリミタン・スタジアムで開催され、地元ブータンが3-1と快勝した。9月6日にダッカで行われた第1戦が0-0の引き分けだったので、合計得点でブータンが勝ち上がり、二次予選へとコマを進めた。

A代表にとっては、一次予選で敗退した場合、向こう1年以上にわたって国際試合を経験できる機会がない。90分間の間に勝つか、零封で引き分けた上でPK戦で勝つかしか望みがない中で、ブータンは開始5分にコーナーキックから得点。26分にも追加点を上げ、試合を有利に進めた。

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・・・と、ここまでは新聞記事のおおよそのご紹介。でも、今回に関しては、実は僕もスタジアムで観戦していたので、生レポートをお送りする。

何せ関心あったのは、海抜0~10メートル地帯がほとんどのバングラデシュから、2300メートルのティンプーに遠征に来た選手が、どんなサッカーの試合を繰り広げるのか興味津々だったからだ。ここでちょっとダッシュでもするとすぐに心拍数が跳ね上がって気力が萎えるというのは身をもって経験済みである。低地から来た選手にとっては、相当きついのではないかとちょっと「期待」した。

チケットは、当日、スタジアム前の路上販売の他、市内5カ所ほどで販売されていたらしい。僕は昼休みにスタジアム前で取りあえず購入。全席自由席で、1枚100ニュルタム(約160円!)だった。先に購入しておくという僕の判断は結構正解で、職場の同僚が同じく観戦を計画し、17時に仕事を終えて自家用車でスタジアム近くまで行こうと試みたが、車は渋滞に巻き込まれ、しかも試合直前のチケットは既に売り切れだった模様。

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《薄暮の練習シーン。来賓席向こうの風景が見える》

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《民族衣装姿のサポーターも。ジャージ姿はあまり見かけない》

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《いよいよ両チーム選手入場》

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《両国国歌斉唱。両国とも長い国歌。ブータンのは民謡っぽいほのぼの国歌》

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《スターティングメンバーの集合写真。近くでアップで撮りたかった》

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《いよいよキックオフ(1)》

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《いよいよキックオフ(2)》

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《序盤のチャンス。ブータン側のコーナーキック》》

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《2点目のゴールに盛り上がる選手とスタンド》

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《目の前の熱狂的サポーター。チェンチョ選手の所属チームのジャージ着用》

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《どこからか迷い込んだ犬が寝そべり、警官が追い払いに向かう。場内大爆笑》

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《勝利の瞬間》

日本ではほとんどの国際試合が19時キックオフだが、こちらは18時キックオフ。17時にはほとんどの会社が終業し、ブータン人スタッフは残業などせずさっさと退社する。変に間を持たせると客が集まらないので、間髪入れずに中1時間でキックオフというタイミングは結構いいようだ。また、ブータンではVIPの到着が遅れると平気で式典などの開始時刻をどんどん遅らせていくことが多いが、さすがにサッカーの国際マッチは世界共通のルールに則って行われるようで、18時きっかりのキックオフとなった。

来場したサポーターの中には、民族衣装姿の人も大勢いたが、驚いたことに土木作業に従事しているインド人出稼ぎ労働者も結構いた。ブータン人も含めてあまり体を洗う習慣がこちらにはないと聞いていたが、それを裏付けるかのごとくとにかく臭う。臭くて試合観戦に集中できなかった。座る場所を移せば済む話だろと思われるかもしれないが、これが結構いいポジションで、しかも周囲が空いていたので、割り込まざるを得なかったのである。

試合は序盤はブータン側が自陣内でパス回しをやってて、エライ消極的なプレーだなと思っていたら、時折そこからサイドに展開し、コーナーからのセットプレーでいきなり先制した。さらに、1点追加して前半を折り返した。なんだか、バングラデシュはディフェンダーが裏を取られる場面がやたらと目立った。立ち上がりは敏捷な動きが高地で封じられているんじゃないかとは確かに思ったが、もう1つは、レフェリーがあまりオフサイドを取らなかったというのもある。両チームとも、オフサイド・トラップを仕掛けてくる感じのチームじゃない。

ただ、ブータン選手も相手ゴール前での連携プレーはあまりなくて、個人で攻め入るケースが多いという印象だった。前半は、うまくいけばもう1点ぐらいは取れていたかもしれない。2-0で折り返した。

後半はバングラデシュの攻める時間帯が長くなった。前半でバテて後半は動きが減ってもっと失点するんじゃないかと勝手に期待していたが、むしろ体が慣れてきたからか、はたまたブータン側が慢心したか、バングラデシュが攻めるケースが多くなった。そうこうするうちに、ニアサイドへのコーナーキックで1点を返された。ニアサイドのディフェンス、ブータンはあまり得意じゃないみたい。新聞記事によると、バングラデシュのこの攻撃を警戒してGKにはそれなりに練習はさせていたらしいが、それでも守備が破綻している。

でも、その後の攻撃で背番号7のエースFW、チェンチョ・ゲルツェン選手がすかさず今日2ゴール目を決め、そのままブータンが3-1で逃げ切った。バングラデシュチーム、後半も序盤は攻めていたけれども、終盤の10分ほどはブータン・オフェンス陣が結構な波状攻撃を仕掛けていて、防戦一方になってしまった。やっぱり高地で大変だったんじゃないでしょうか。

途中イヌが乱入してゴールポスト前で寝そべり、係員が追い出しを図ろうとするも意に介せず寝そべりつづける姿はブータンぽくて良かった。スタンドのサポーターも大爆笑だった。

これで、二次予選に向けて楽しみがつながった。組み合わせがどうなるのかはわからないけど、またホームで試合があれば、応援に来たい。日本来ないかな。ブータンのオレンジのジャージ、結構かっこ良かった。
タグ:サッカー
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