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グローバル企業家週間2017(続き) [ブータン]

優先セクター貸付に15億ニュルタム
Banks to lend Nu 1.5B for priority sector
Kuensel、2017年11月20日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/banks-to-lend-nu-1-5b-for-priority-sector/

2017-11-13 GEW.jpg
《時計塔広場で開かれた開会式の様子》

【ポイント】
11月13日から17日まで、当地にてグローバル企業家週間(Global Entrepreneurship Week)と銘打った一連の若手企業家研修啓発プログラムが開催された。主催は企業家向けメンターと融資を行うローデン財団及び経済省小規模零細産業局(DCSI)。地方での起業促進はブータンにとって大きな課題。プログラム開催期間中、王立通貨庁(RMA)は、12月に優先セクター貸付(PSL)制度をローンチし、2018年1月から施行すると発表した。これは、農業及び小規模零細産業に対し、市中銀行による無担保優遇金利での貸出を促進するもので、貸付最低金利を下回るレートでの貸出を認める。農家の借入上限額は50万ニュルタム、組合組織や小規模零細企業は1000万ニュルタムを上限とする。これにより、総額15億ニュルタムが小規模零細産業に供給されることが見込まれる。

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先週のグローバル企業家週間(GEW)の続きの記事である。唯一クエンセルが取り上げたのが、RMAがぶち上げた優先セクター貸付に関する記事。このヘッドラインだけを見たら、GEWの記事だとはわからないだろう。ただでも今年のGEWの取り上げ方の薄さが気になるクエンセルだが、この記事1つをとっても、なんでこんなことになっているのかよくわからない。

ただ、この記事を読んでも、ずっと感じ続けている違和感が拭えない。去年のGEWの議論もそうだったが、金融アクセスを改善すれば起業は促進されると単純に考えられすぎている気がする。起業した経験がない僕が言うのもなんなのだが、起業って試行錯誤の末に成功に行き着くもので、最初から成功する起業ってそれほど打率的には高くはない。それでも挑戦するには勇気も必要だし、異なる得意分野を持つ人同士をつなぎ合わせられるようなセンスのある仲介者も必要だと思う。そもそも失敗を極端に怖がる若者が、起業の泥臭さにどこまで耐えられるのだろうか。

この記事、事情があって2日ほどブログアップできずに放置しておいたのだが、その間に民間でビジネスインキュベーションをやっている若手企業家と話す機会があった。政府のインキュベーション施設が建物だけで、ソフト面が置き去りになっている点、隣り同士のテナントでも、話す機会もないから、コラボが起きない、そもそもこういう出会いの場をアレンジする人がいないとインキュベーションはうまく行かないのではないかと問題提起をしたら、その通りだと言っていた。問題は制度政策だけ整えても、「やってみようか」と若手企業家の背中を押してくれる人があまり多くないと嘆いておられた。

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