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もうかるシェア経済(週刊エコノミスト) [仕事の小ネタ]

週刊エコノミスト 2017年08月08日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2017年08月08日号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2017/07/31
  • メディア: Kindle版
内容紹介(特集部分のみ)
〔特集〕もうかるシェア経済
個人のモノ、空間、スキル 人生を変える起爆剤に/ポルシェを1万円でレンタル 過疎地も相乗りで助け合い/「家事で稼ぐ時代 副業で「生きがい」見いだす/(金融を変える)映画も料理も資金調達/注目企業5分野40社/Q&Aでわかるシェアリング・エコノミー/(国内シェア経済)市場規模は1兆1800億円/民泊新法で企業が続々参入/(中国)シェア利用が個人の「信用」創造/(東南アジア)グラブ、オラなど地元企業が躍進/(米国)医者と患者をつなぐウーバー型モデル/(不安定な雇用)急増する「クラウドワーカー」/労働の「価格破壊」が続く

少し前に『はじめようシェアリングビジネス』というムックをご紹介し、その中で「ビジネス」という言葉を使ったことへの違和感を述べた。「ビジネス」という以上は、プラットフォーム提供者としてのビジネスか、他者が提供してくれたプラットフォーム上で行うビジネスか、どちらのことを言いたいのかが不明で、いろいろなシェアリングビジネスがあることはわかったけど、自分が「ビジネス」をやりたいと思うのかといえばそうではなく、むしろ少額の利用料を払って「かゆいところに手が届く」ようなサービスを受けたいという程度で十分であるように思えた。ライドシェアなんて、利用できればマイカーを買う必要もないわけで、経済的には助かるし、車の台数の抑制にもなるので、社会全体にとってもメリットがありそうだ。

だから、「シェアリングビジネス」と言われることには違和感はあるが、「シェアリングエコノミー」とか「シェア経済」と言われるのはすんなりと受け容れられる。半年も前の週刊エコノミストの特集だが、今の経済のトレンドを客観的に捉え、参加や起業云々の慫慂にまでは踏み込んでいない編集には、前述のムックよりも好感は持てた。

面白いなと思ったのは、この特集の最初の記事「個人のモノ、空間、スキル 人生は社会を変える起爆剤に」の冒頭で出てきたホームアウェイ社とせとうちDMOの提携。つかみでこれが出てきたので、カバー範囲がムックよりも広いと直感した。
米エアビーアンドビーと並ぶ世界最大級の民泊会社が、日本の過疎地帯を世界有数の観光資源に変えようとしている。今年4月、同社は、せとうちDMO(観光地域経営組織)と提携し、瀬戸内海の宿泊施設のプロモーションに乗り出した。
 ホームアウェイは、所有者が利用していない別荘などを1軒丸ごと貸し出す「バケーションレンタル」の世界最大手。月間のサイト訪問者は4000万人、年間取扱高は1兆6000億円で、その規模はJTBに匹敵する。
 一方、せとうちDMOは、2016年、瀬戸内海を囲む7県(兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛)が観光推進のために設立した官民一体の組織だ。ホームアウェイとの提携を選んだ理由の1つに過疎化による深刻な空き家問題がある。
(中略)
 せとうちDMOが業務提携するちいおりアライアンス(徳島県三好市)の「ちい庵」は、茅ぶきの古民家を改修した宿泊施設。最寄りの土讃線大歩危駅から車で約50分、「日本のチベット」とも言われる山深い場所にぽつんと建つ一軒家だが、10月まではほぼ予約が埋まる人気の宿だ。
 築300年超の民家を12年に5500万円かけて改修した。稼働率は年間で50%、夏場は80%から90%になることもある。
 いろりのある純和風の造りだが、トイレや浴室などの設備は新しい。1棟貸しで、1人当たりの費用は1泊1万2000円前後から。利用客の4割が外国人で、欧米からの観光客が多いという。
「人里離れた何もない場所こそ、観光客にとっては魅力がある」とせとうちDMOグループの瀬戸内ブランドコーポレーションの木村洋氏は話す。対象とする古民家は、観光地の周辺だったり、交通インフラが整った場所である必要はないという。(p.19)
―――「日本のチベット」でできるんだから、同じような課題を抱えていて、本物のチベットに近いブータンの農村部でも、できそうなビジネスモデルだと思いませんか?実際、ネットもつながらないような場所で、今後の事業戦略の構想を練るとか、ブータンの1日250ドルのコミッションも気にならない、企業のエグゼクティブを狙ったマーケティングをやったら、1泊1万2000円どころか、5万円ぐらいにしても需要があるような気がする。

ブータンの開発を、公的支援にばかり頼って考えていては埒が開かないことも多い。こういうアプローチの仕方もあるのではないかという参考事例として、ちょっと頭の片隅に置いておきたい。

ブータン絡みでいえばもう1つ、意外な形で記事で「ブータン」が出てきたので驚いた。
「タダク」(東京都千代田区)は、外国人が自宅で開く料理教室と個人をマッチングするサービスだ。イタリアンなどのメジャーな料理からブータン、リトアニアまで80カ国の200人の料理愛好家がホストとして料理を伝授する。サイトへの登録会員数は3万5000人。料理だけではなく、文化を学びたい30~50代の女性が多い。
 食事に国境はない。片言でもお互いの意思は通じる。普段、日本社会から孤立しがちな外国人ホストにとっても、日本人と交流する大切な場となっている。(p.22)
東京にはちゃんとしたブータン料理のレストランもあるが、こういう形で在留ブータン人と地元の人の交流の場を提供できるプラットフォームがあれば、寂しがりやのブータン人が孤独感を感じることも少なく、頼られることで自信を持って日本で暮らしていけるかもしれない。また、僕が今の仕事を辞めて日本に帰る時には、こういう形ででも自分が暮らした国とつながっていられる仕掛けがあるのはありがたいと思う。

さらっと読めるけど、結構情報が豊富な特集だった。

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