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目標未達も許される [ブータン]

水力発電事業の進捗が経済省の業務実績に影響
Hydropower projects’ progress hamper MoEA’s performance
Kuensel、2018年2月8日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/hydropower-projects-progress-hamper-moeas-performance/

農林省、年次業績評価の2目標を改訂
MoAF revises two APA targets
Kuensel、2018年2月8日、Tshering Palden記者
http://www.kuenselonline.com/moaf-revises-two-apa-targets/

教育省、年次業績評価で新たな3目標を提案
MoE proposes new targets for three APA targets
Kuensel、2018年2月9日、Yangchen C Rinzin記者
http://www.kuenselonline.com/moe-proposes-new-targets-for-three-apa-targets/

首相、外務省の業績を称賛
PM lauds foreign ministry’s performance
Kuensel、2018年2月9日、Tshering Palden記者
http://www.kuenselonline.com/pm-lauds-foreign-ministrys-performance/

公共事業省、13指標で未達のおそれ
13 indicators at risk for MoWHS
Kuensel、2018年2月9日、Phurpa Lhamo記者
http://www.kuenselonline.com/13-indicators-at-risk-for-mowhs/

2018-2-8 Kuensel.jpg

保健省、39指標中、目標達成は8項目
Health ministry achieves eight of 39 performance targets
Kuensel、2018年2月10日、Dechen Tshomo記者
http://www.kuenselonline.com/health-ministry-achieves-eight-of-39-performance-targets/

労働省、失業率引き下げ目標を達成できず
Labour ministry unable to meet unemployment reduction targets
Kuensel、2018年2月10日、Yangchen C Rinzin記者
http://www.kuenselonline.com/labour-ministry-unable-to-meet-unemployment-reduction-targets/

JDW国立レファラル病院、30目標中11項目を達成
JDWNRH achieves 11 of the 30 APA targets
Kuensel、2018年2月12日、Dechen Tshomo記者
http://www.kuenselonline.com/jdwnrh-achieves-11-of-the-30-apa-targets/

◇◇◇◇

去年の2月は日本に帰っていたので、例年行われている取組みなのかどうかは知らないが、新聞ではこのところ連日、2月7日に開かれた年次業績目標(APA)の中間レビュー会議の模様が報じられている。2月7日に開催されたものを12日まで引っ張る全国紙の姿勢もどうかと思うが、2月12日までのところ、情報通信省と内務文化省、財務省を除く主要な省庁の業績についての達成状況がスナップショット的に把握できる。JDW国立レファラル病院も中間レビューの対象になっていたらしい。ということは、省庁以外の公立機関でも幾つかの業績については今後も報道がなされる可能性がある。

中間レビューなので目標達成状況自体に目くじら立てる必要はないのではないかとも思われるが、年度末までを見越した場合でも、未達の恐れがある「高リスク」の項目も目立つ。それ以上に戸惑うのは、各省高官の発言内容を見ていくと、結構未達の言い訳をしている点だ。「これは我が省だけの取組みでは達成できるような目標ではない」とか、「予算配分も受けていないものは達成できない」とか。まあ、事情はその通りなんだが、何となく釈然としない。

そもそもなんでそんな業績目標を半年前に首相と合意しちゃったのだろうか―――。

そもそもこの業績目標は予算の裏付けがないものなのだろうか―――。

例えば経済省が主張している「水力発電事業の遅れは経済省のコントロール外」というのは、今年度に起こった話ではない。プナサンチュにしてもマンデチュにしても、水力発電所建設事業は事業体として独立しているものである。なのになんで今年度の頭にこんな業績目標で合意して、そして半年後にはこんな言い訳が出てくるのだろうか。

全省庁が目標未達の恐れありというわけでもないらしい。外務省の業績は高く評価されているし、保健省の業績も、現時点での達成率は新聞の見出しだけ見れば低そうだが、年度末までにはほぼ達成できる見込みが立っている。でもその同じ記事の中で、首相は、「乳幼児死亡率が業績目標に含まれていない」と中間レビューの場で指摘したとも書かれている。乳幼児死亡率を保健省の業績目標とするのは一見正しいようにも見えるが、死亡要因を詳しく見ていくと、水のせいだったり、食物のせいだったり、道路のアクセスのせいだったりするかもしれない。保健省が責任官庁であることに異論はないけれど、他の省庁が知らぬ存ぜぬで済む問題では必ずしもない。同じようなことは、労働省に既に課されている「失業率」という目標についても言える。「国全体で議論しましょう」という労働事務次官の発言は、その通りだと思う。

だから最初の疑問にまた戻る。こういう業績目標の立て方、レビューの仕方というのがこれでいいのだろうかと。省庁横断的な課題というのは幾つかあると思うが、今年7月から始まる第12次五カ年計画では、こういう課題も責任省庁を決めて、関連省庁との連携をもっと強める方向だと僕は理解しているが、年内に実施される総選挙で発足する次の政権が、どのように業績評価の枠組みを再編するのかは要注目である。

タグ:業績評価
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