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本出すの、先に言ってよCBS [ブータン]

7th-GNH-conference.png「去年のGNH国際会議の本、もう出てますね」―――今週、ブータンに来られた知人と夕食をご一緒していた際、こんなことを言われた。

「え、マジですか?」―――そう答えるしかなかった。全く知らなかった。

確かに、僕は去年のGNH国際会議で発表するのに、事前に論文も提出していた。でも、会議論文集(Conference Proceedings)が出るのは、もうちょっと先、多分僕のブータンを去る日には間に合わないだろうと思っていた。なので、僕はその論文も自分が今出版社と交渉中の本の1章として挿入し、その件について会議主催者のブータン研究所(Centre for Bhutan Studies)にいずれ了解を取るつもりでいた。

いずれにしても、実際に論文集を出すのなら、ゲラの校閲ぐらい1ラウンドあるのかと思っていた。以前、僕が王立ブータン大学(RUB)のアカデミックジャーナルに別の論文を投稿した時は、それがちゃんとあったからだ。取りあえず会議の主催者に期日までに論文提出すればフリーパスで論文集に載せてくれるのなら、どんなに拙い英文であっても、提出さえすればOKということになる。それでいいのだろうか?

勿論それだと著者は自分の作文能力についてリスクを負うが、それと同じくらいに、そういうのを見逃した編集責任者もリスクを負うのでは?

論文集は製本版でも出ているらしいが、そういうのも送ってもらってない。もっとも、この国際会議で発表した人のほとんどが外国から来た研究者や実務者だったので、製本版のニーズが今すぐあるというわけでもなかったのだろう。それはそれで理解できる。でも、校閲プロセスが仮になかったとしても、なんで「本できました」というのをCBSは会議参加者に知らせてないのだろうか。

ちなみにこの論文集、今年7月に既にCBSのウェブサイト上で掲載されている。
http://www.bhutanstudies.org.bt/gnh-of-business-proceedings-of-the-seventh-international-conference-on-gross-national-happiness/

どうせ大勢には影響ないだろうけど、僕は8月に某私立大学の教員採用に応募するので研究業績の目録を作成して提出した。この論文集のことがあらかじめわかっていれば、もう1つ目録に書き足すことができたのに…。注意してなかった自分が悪いといえば悪いのだが。

ついでに言うと、この論文集が既に存在することを教えて下さった方も、去年のGNH国際会議では発表もされたし、事前に論文も提出しておられた。自分が言うのもおこがましいが、全体テーマが「ビジネスのGNH」というのなら、日本のコミュニティビジネスを事例として紹介したその論文は、ブータンの本来目指すべき姿を示唆するいい内容だった。その方のセッションでの発表者の中では、最もブータンにとって得るものが多い発表をされていたと僕は思っている。

なんで落とされちゃったのか、僕にはよく理解できない。ルール通り書かれて、期日までに提出された論文が、宙に浮いちゃう形になってしまったその方のお気持ちはいかばかりかと思う。

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