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お祭り終わるとゴミの山 [ブータン]

建国記念日式典後、回収ゴミは433キロに
Volunteers collect 433 kgs of waste from national day celebrations
Kuensel、2018年12月19日、Rajesh Rai記者(プンツォリン)
http://www.kuenselonline.com/volunteers-collect-433-kgs-of-waste-from-national-day-celebrations/

2018-12-19 Kuensel.jpg
【ポイント】
12月17日にサムチ教育大学を会場に開催された第111回建国記念日式典。3万人以上が詰めかけ盛大に開催されたが、式典終了後、CSOクリーン・ブータンが動員したボランティア30人が会場周辺で回収したゴミの量は、433キロにも及んだ。

ゴミの内訳は、ペットボトルが414キロ、空き缶が18.5キロ。クリーン・ブータンとそのボランティアチームは、これをインド側に売却して7,000ニュルタムに換金した。

参加したボランティアの声―――。

「多くのボランティアは12月17日当日に参加しましたが、友人と私は2週間以上これを続けています。私達が掃除を続ける横で、人々はゴミを捨て続けました。建国記念日にボランティアとして式典に貢献することには大変満足しています。」(サムチ教育大学の学生ソナム・ワンモさん)

市民として、そこをきれいに片付けるのは自分の責任だと思っています。でも、式典の後に会場グランドを見て、私たちはショックに打ちひしがれてしまいました。なんとかしてやり遂げましたけど。こうした大規模な全国イベントを行う際には、主催者は観客にゴミ袋を提供すべきだと思います。」(サムチ教育大学の学生ウゲン・ドルジ君)

◇◇◇◇

―――お疲れさまです。
僕も毎週土曜日の朝にジョギングの後ゴミ拾いを続けているが、いっこうに減らないゴミの量に辟易している1人である。一過性のイベントの後の話だとはいえ、彼らが式典会場の惨状を見て感じたことには大いに共感する。クリーン・ブータンも、一時はティンプーでの僕らの取組みに1カ月ほど協力してブータン人ボランティアを送ってきてくれたこともあったが、今や放ったらかしである。多分国内各地でのゴミ拾いで大忙しなのだろうし、僕ら日本人は放っておいてもゴミ拾いは続けるだろうと思っているのだろう。

ついで書いておくと、この土曜朝のゴミ拾いはブータン人には受けないらしく、「それは良い取組みだ。自分も参加したい」と言ってる奴に限って一度も参加してこないし、辛うじて一度は来てくれた奴も、1カ月も持てば御の字で、やがて誰も来なくなった。ゴミ拾いをやっていると、土曜の朝だから学校に通う子どもたちともよくすれ違うが、彼らは僕らと目を合わそうとはしない。テストの時期になると勉強で忙しいらしく、ノートやテキストに目を落としながら歩いている生徒が多くなるがそれは別の話。

この取組みは始めてからちょうど2年が経過したが、続ければ続けるほど「大都会」ティンプーの嫌なところが見えてきて、つらい気持ちになった。もうやめようかと思ったことも何度かあったが、自分のブータン駐在生活も残り3カ月足らずとなり、ゴールも見えてきたので、もうちょっと頑張ろうと気持ちを奮い立たせているところである。

最近、たまたま1990年前後のノルジンラムや時計塔広場の写真を見せてもらう機会があったが、印象的だったのはゴミが全然落ちていないことだった。プラスチックやビニールといったゴミがまだそれほどなかった時代だったのだろう。ゴミの構成が変化して来たのに人々の生活習慣がそれについていけてないというのもあるのだろうが、それにしても30年あれば、政府側と市民側双方がその気になれば制度は変えられた筈だ。

こういう記事を読んで、少しでも感じてくれる人が出てきてくれたら嬉しい。今年の建国記念日式典における国王のメッセージは公務員の意識改革にあったみたいだが、公務員だけが意識を変えれば社会が良くなるというものでもないと思う。「公」の責務を負う部分は市民サイドにもある筈。市民も変わらないと、ゴミ問題ではいつまで経っても「捨てる側」と「拾う側」とを明確に分ける思考から脱却できない。いつか、ゴミ問題を国民に向けたメッセージとして取り上げてもらえないものかと思う。

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