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『奇跡のものづくり』 [読書日記]

奇跡のモノづくり

奇跡のモノづくり

  • 作者: 江上 剛
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/09/01
  • メディア: 単行本
内容紹介
世界に冠たる日本の技術を支える人たちは、何に悩み、何に挫折し、何に希望の光を見出したのか?日本再生に今こそ必要な人生哲学、仕事観がここにある!GDPがついに中国に抜かれ第三位に転落した日本。デフレ基調の不景気に歯止めがかからぬなか、国内産業は東日本大震災で未曽有の危機に直面している。しかし、意外にも業績が好調で、将来展望の明るい企業はまだまだ沢山あるという。なかでも、日本固有の技術、日本人ならではの気質を活かした製造業が元気だ。銀行員時代から数多くの事業・企業経営を客観的に眺めてきた著者が、「日本再生に今こそ必要な人生哲学、仕事観」を追い求めて、全国各地の製造業を徹底取材。伝統的産業から最先端企業まで、生産現場で汗する“仕事人”たちを訪ね、その世界基準といわれる技術や販売戦略を、時に熱く、時にクールに臨場感豊かにレポートする。効率化でもコストダウンでも利益極大化でもない……夢中になれば道は拓かれる!経済小説の旗手が描く血湧き肉躍るヒューマンドキュメント。日本再生に今こそ必要な人生哲学、仕事観がここにある!

昨日ご紹介した『ハードウェア・スタートアップ~』と同様、「ものづくり」ということでは本書も半年ほど前から読みたい本のリストに挙げていた。アマゾンの内容紹介を読む限りでは、知らない会社もないわけではなかったが、名の知れた会社も結構紹介されている。いずれも個人のスタートアップではなく、従業員がそこそこいる中小から大手企業なので、その点では慌てて読むべき本ともいえず、日本に戻ってきてから読もうと決めていた。

これくらいの頑固さと根気が必要なのだというのはよくわかる。そういうのが乏しい国で暮らしていたので、この点での日本人の凄さというのを感じるには本書はとても良い。こういうこだわりの部分を、外国の人には是非知って欲しいと思う。これくらいの根気が必要なんですよ。何事もそんなに簡単には成功は得られない。

粋を極めた技術なので、取材して文章に落し込む著者にも、描写で難しいところも相当あったに違いない。よく取材して、よく学んで描かれていると思う。

一方で、とはいってもこれからが大変だろうなという気もしてしまった。本書が出た2011年頃と比べても、今は至るところで「人手不足」というのが足かせになってきているように思える。本書で紹介されていた企業の中でも、後継者が既にいるケースはいいとしても、技術の継承、事業の持続可能性についてあまり触れられていないケースもあった。それ、8年後の今はどうなっているのだろうか。気になった。

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