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『大人の週末起業』 [読書日記]

大人の週末起業

大人の週末起業

  • 作者: 藤井 孝一
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2019/05/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容(「BOOK」データベースより)
ベストセラー『週末起業』から16年、令和の時代に待望の“大人版”が満を持して登場!サラリーマンは会社にいながら自分のビジネスを始めなさい。誰も教えてくれなかったあなたの「経験」「人脈」「趣味」をお金に換える方法。

2003年に出た『週末起業』、僕は2010年に二度にわたって読んだ。あの本は起業関係の本の中では最も共感できる1冊で、今でも時々読み返したくなる。そんな気持ちがあって、我が家の蔵書になっているちくま新書を書棚で探し始めたのとちょうど同じ頃、著者が16年ぶりの関連書を出したというのを知った。昔の蔵書を読み直すのもいいが、本書はどうも僕ら50代読者を想定して書かれているらしい。今読むなら後者だろうと判断し、さっそくキンドルで購入して読み始めた。

期待通りの1冊であった。今感じている自分のニーズには合っているし、提示されている方法論についても、無理のないものだと感じる。現在の僕の生活スタイルを振り返った時、おそらく変えて行かねばならないのはこのブログの活用方法だというのもなんとなく感じた。このブログが今のままではいけないのではないか、PV累計500万に到達した今、このブログを改装してビジネスツールにできないものかとは思っていた。ここ数カ月は自分の本の原稿を書くのに必死だったので、自由な時間のほとんどをそれに費やしてきていた。それが山を越えた今、次のステップとして考えておくべきはこのブログの改装、あるいは目的別に複数のブログに分離することなのかなという気がしてきている。

それにしても、本書でズバッと指摘されているのが、50代以降に訪れる人生の節目である。僕は今55歳の役職定年に到達したところだが、「仕事から得ているのはお金だけではない」との指摘は、たとえそれば60歳以降の仕事について言われていることであっても、今の僕には腑に落ちる。

少なくとも、多くの場合、(雇用延長の対応策の中で)仕事の内容は変わります。もしかしたら、単純作業やサポート業務に甘んじることになるかもしれません。部下もいないし、もっと悪ければ、かつての部下が上司になり、彼らのためにコピー取りや、資料作りをすることになるかもしえません。
 給料も下がり、仕事も退屈となれば、モチベーションは下がる一方ではないでしょうか。それ以上に「自分の居場所がない」という心の問題にどう向き合うかも大きな問題です。人生の後半戦のキャリア形成において、やりがいが得られるかどうかは、非常に深刻な問題なのです。

たまたま偶然なのだが、僕はこの本を読んでいる間に、昔自分がいた職場の後任から、間接的に資料作成を指示されて、しかも急に「今日中」と言われ、部下もいないから振ることもできず、夜なべ仕事をさせられたことがある。資料作成にはそれなりにリサーチも必要だが、日中は同僚にさんざんペースを乱され、さすがに「今日中」と言われた時は、その同僚にも「今日は話しかけるな」とダメ出しして、それで作業した。当然生煮えもいいところだ。「これじゃだめだ」と言われるかもしれないが、まったく門外漢のテーマで資料を作れと言われるこちらも心外だ。もっと言ってしまえば、このシーンに登場してくる人々は、僕が前の勤務地でやってきた実績に対してまったく関心がない。

「給料もらえるだけありがたいと思った方がいい」とも、今の同僚から確かに言われた。収入が3割も4割も下がって、それでも残業やる気力はとてもないので、今は意地で定時で上がっている。今まではそれで原稿執筆に費やしていた時間を、僕は次のステップに向かうためにもっと有効に使った方がいい。

2010年に『週末起業』を読んだ際、僕はこのブログで「半年前まで勤めていたインドの部署で、僕が培ったネットワークと知識が徐々に劣化しつつある状況を最近つとに懸念し始めている」と書いているが、同じようなことを今も感じている。幸いなことに、インドについては今もプロボノ的に関わっている仕事があって、それは自分の心の張りにはなっている。そういうものをもっと組み合わせて、自分の生活をどう維持するのかを考えていかねばならない。今の方が待ったなしなのだ。そう思っている。

『週末起業』過去ログ
https://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2010-12-27
https://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2010-04-26-1
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