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ブータンのSDGs自己評価 [ブータン]

SDG達成努力は計画通りだが、課題は山積
SDG on track but challenges aplenty
Kuensel、2018年8月9日、Tshering Dorji記者
http://www.kuenselonline.com/sdg-on-track-but-challenges-aplenty/
【ポイント】
7月、ブータンGNH委員会が国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)に提出した「持続可能な開発に向けた2030アジェンダ」の国別取組み進捗状況自主報告書(VNR)によると、SDGs達成に向けた取組みで、ブータンは必要な資金の調達と達成状況を計測できるデータの少なさが大きな課題として浮き彫りにされた。

VNRによると、ブータンの国内からの歳入は歳出総額の64%を占めるのにとどまり、かつ外国援助(ODA)は減少傾向にある。第12次五カ年計画の資金ギャップは240億ニュルタム、GDPの2%相当と見込まれる。ODAは、ブータンが今後最貧国(LDC)から中所得国(MIC)に成功裏に移行するのに必要とされる開発事業の約34%をファイナンスするに留まり、LDC卒業の目標年とされる2023年以降のODA資金動員に向けた明確な戦略が必要であるとVNRは指摘している。

一方、ブータンは外国人投資家の誘致も芳しくない。2015年の直接投資(FDI)受入総額はGDPの0.4%にとどまり、これは南アジア域内及びLDC諸国の平均値をはるかに下回っている。

また、VNRは、ブータンが、正確かつタイムリーなデータの利用可能性を高め、エビデンスに基づく意思決定や報告につなげていく努力をさらに拡充していく必要があるとも指摘。SDGs17ゴールの全ての指標の利用可能性を調べてみると、結果はまだら模様であったという。保健や貧困、教育、雇用などに関するほとんどの指標は既に存在するが、エネルギー、インフラ、ガバナンスなどの分野では指標は限定的である。

もう1つの課題は、国の統計制度間の限定的なコミュニケーションとコーディネーションが、データにまつわる問題の根源となっていることである。国のデータを生成する諸機関の間で連携が取れていないことで、報告内容の一貫性に悪影響が及んでおり、また国際統計機関に提出する情報に一貫性が取れていないという指摘につながっているという。

SDGsの169のターゲットの達成を計測する244の指標のうち、データが存在するのは84指標(34%)、一部利用可能なのが66指標(27%)、データがないのは94指標(39%)にも及ぶ。また、SDGs244指標のうち、64指標(26%)は十分とり入れられていると言えるが、32指標(13%)は部分的なとり入れに留まり、104指標(43%)はブータンとも関連するものだが、とり入れられていない。また、44指標(18%)は、ブータンの文脈とは無関係で採用もされていないという。

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