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頑張る会計検査院 [ブータン]

会計検査院、SDGsへの取組みのギャップを指摘
RAA finds gaps in SDGs’ preparedness
Kuensel、2019年1月23日、Tshering Palden記者
http://www.kuenselonline.com/raa-finds-gaps-in-sdgs-preparedness/
【ポイント】
王立会計検査院(RAA)は、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた明確な政策ロードマップの策定が必要だとする報告書をまとめた。

RAA報告書によれば、ブータン政府のSDGsへの取組みは、議員への働きかけ、国連アジア太平洋地域における早期取組み着手国(early mover country)としての認定、2018年7月の国連ハイレベル政治フォーラムでの自主的レビュー報告書(Voluntary National Review)の提出、ブータン・フォア・ライフ基金を通じた500万エーカーの保護区設定、などの実績は評価できるものだとしている。

しかし、SDGs実施に関わる全てのステークホルダーの巻き込みや、ステークホルダー間の調整や協働促進を担保するようなメカニズムがブータンにはないことをRAAは指摘。GNH委員会は第12次五カ年計画はSDGs達成に向けて最初のアクションプランだと述べているが、2030年までにSDGsを達成するための長期のロードマップの策定は別途必要で、その中で、どのゴール・ターゲットの達成に向けた責任官庁も明確にする必要があるとも指摘。

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高地民支援の可能性を示す [ブータン]

ルナナの子どもたち向けウィンターキャンプ
A special winter camp for children from Lunana
BBS、2019年1月18日、Komal Kharka通信員(プナカ)
http://www.bbs.bt/news/?p=109698
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【抄訳】
自分の住む村が凍てつく寒さで閉ざされている中、ルナナから約21人の児童が暖かいプナカに滞在、1週間にわたる特別キャンプに参加した。クラスPP(幼稚園年長に相当)からクラス6(小学六年生に相当)までの児童は、本の読み聞かせや日本の様々な形態のアートに触れた。

このウィンターキャンプには、算数や英語といった学校教育を補完するクラスの他、アートや手工芸、ゲームを通じた体育クラスやスポーツ行事等も含まれる。JICAブータン事務所が主催したこのイベントは、高山僻地に暮らす子どもたちが必要とする機会を提供する初の試みで、こうしたプラットフォームは過去に類を見ない。

「これはJICAにとっても、高地住民の生活について学ぶ初めての機会となります。今年のプログラム実施経験に基づき、来年以降も実施できるようプログラムを改善していきたいと思います」――JICAブータン事務所の山田浩司所長はこのように述べた。

児童はまた、日本の合気道の基本、自衛のためのスキルを学んだ。ワンデュポダンの国立水文気象センター監視ステーションでは、児童らの住む地域の気候変動と氷河湖について、スタッフから説明を聞いた。

「このウィンターキャンプに参加することで、僕は日本語、アートや工芸、そして音楽など、たくさんの新しいことを学びました」―――参加した児童の1人、ペマ・タシ君はそう答えた。

児童はまた、建設現場で働く機械を見学し、そして重機の操作方法も学んだ。

「私は機械の操作とか、音楽とダンス、それに絵を描いたり、本を読んだり、いろいろなことを学びました」と、参加者の1人キンレイ・ワンモさん。

引率したルナナ小学校のゲム・ドルジ校長は、ルナナの地理的条件のためにこんな機会は過去には利用できなかったと述べる。 「このプログラムは、児童が学業成績を向上させ、健全な発展に貢献するのに非常に役立つと思います。」

ウィンターキャンプは16日に終わった。 JICAブータン事務所は、今後同様のキャンプを開催したい意向。

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国際ブータン学会 [ブータン]

ブータンを深く知る
A deep dive into Bhutan
The Bhutanese、2019年1月12日、Tenzing Lamsang編集長
https://thebhutanese.bt/a-deep-dive-into-bhutan/
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【ポイント】
国際ブータン学会(ISBS)は2015年の発足後、初めての大会を1月8日から10日まで、英国オックスフォード大学で開催した。ブータンと言えば、2つの超大国に挟まれ、小国ながら戦略的に重要な国として捉える有識者もいれば、旅行者の記事にあるように、桃源郷、ないしは雲に覆われた神秘の王国と捉えるような人もいる。ブータンとそこに暮らす人々を真に理解する取組みは世界では類を見ない。ISBSはその第一歩ともいえるもの。

これまでブータンは「チベット・ヒマラヤ地域研究」の括りで捉えられることが多かったが、ISBSはブータン1国にフォーカス、世界の研究者が一堂に会して研究成果を論じる初めての枠組みとして重要。ブータンにとっても、ブータンに関する世界の知見を得られる貴重な場として期待される。

第1回大会は、80以上の国からブータン専門家が参加し、3つのプレナリー(全体セッション)、2つの基調講演(ダショー・ツェリン・トブゲイ、ダショー・カルマ・ウラ)に加え、12の分科会セッションから構成された。セッションは、言語学、生態学、人類学、法律学、国際関係学、GNH、開発学、食文化、教育、歴史、仏教学、ガバナンス等に分かれ、各セッションの発表者は事前のペーパー提出と、それに基づく発表が求められた。

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タグ:地域研究
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ティンプーの凍える冬 [ブータン]

ティンプー、記録的寒さ
Thimphu gets a record low of -8 as water crisis continues
The Bhutanese、2019年1月5日、Pema seldon記者
https://thebhutanese.bt/thimphu-gets-a-record-low-of-8-as-water-crisis-continues/
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【ポイント】
ティンプーは昨年12月28日以降、記録的な寒波に襲われ、給水管の凍結が起きて市職員が対応に追われている。12月31日の最低気温は氷点下7度、1月2日には氷点下8度を記録。国立水文気象センター(NCHM)によると、昨年11月の最低気温が4.5度だったが、ここにきて一気に低下。1月の最低気温は低くても氷点下3~4度であり、現在は観測史上最低の寒さとの由。ガサ、ハ、ブムタン、ティンプー県の高海抜地帯と峠では、今後48時間以内に軽い降雨ないし降雪が予想されている。気温は1月11日頃から上昇することが予想される。

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タグ:天気
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「ブータンの企業家」のイメージ [ブータン]

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昨年10月末、「予測性の大問題」と題したブログポストで、「ブータン企業家フェスティバル(Druk Tshongrig Gatoen)」というのを取り上げた。記事の中で、そのオープニングで、約90人の企業家の起業に至るまでの歩みをまとめた本「Entrepreneur Stories」というが公表されたことにも触れた。

これまでこの国には企業家になりたくてもそのロールモデルになれる人がいないとよく指摘される。本書はそうしたロールモデルになり得る人々の経験をまとめたもので、どんな人がブータン人的には「今をときめく企業家」なのか、イメージを掴むにはいい本だと思う。

さっそくフェスティバルを主催したローデン財団に問い合わせたところ、今は印刷中ですぐには渡せないと言って待たされた。2カ月後、ようやく入手できた。そもそもこの装丁からしてどこで印刷製本やったのかも興味があったので尋ねたところ、ベルギーでやったとのこと。それをブータンまで空送するのには費用もかかり、その費用を値切る交渉を航空会社としたりしていて、時間がかかってしまった由。

まあそれはともかく、入手できたのでページをパラパラめくってみた。僕も知ってる企業家が数名、カッコいい写真入りで紹介されていた。カメラアングルもいいし、ページのデザインもいい。ここでカバーされている約90人の企業家は、ティンプーやパロに留まらず、全国から選ばれている。(ガサとペマガツェルでは適当な企業家がまだ台頭して来てないとのことだが。)

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ちなみに、僕が出張に行くと帰りに必ず立ち寄るロベサの「ブブ・ベーカリー」の女性経営者も紹介されている。スイーツのラインナップはティンプーでもよく見られるものだが、これがティンプーに戻る最後の山登りの手前のロベサの町にあることで、休憩の際についつい自分へのご褒美として買ってしまうのである。

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ブータン版「マネーの虎」? [ブータン]

5つの事業アイデアがジャブ・チョールに上がる
Five business ideas pitched for Jab-Chor
Kuensel、2018年12月25日、Phurpa Lhamo記者
http://www.kuenselonline.com/five-business-ideas-pitched-for-jab-chor/
【ポイント】
新設された投資家向けビジネスアイデアプレゼンテーション「ジャブ・チョール(Jab-Chor)」では、24日に企業家の事業提案5件がピッチされた。主催は王立通貨庁(RMA)。

(1)ニマ・モクタン「フリーランサー・ブータン」:
フリーランス向け仕事マッチングポータル。既に事業自体は始まっているが、この投資家向けプレゼンで、オフィス用具、資機材、文具等を調達し、ブータンの若者向け研修施設を整備する資金を調達したいとアピールした。

(2)ペマ・チョゾム「チェチェ・サニタリー・パッズ」:
女性生理用品の低価格生産し、セントラルスクールや病院、尼僧院、農村集落等に販売。資金調達により、機械とボレロ(4WD)を購入したいとの由。

(3)ジグミ・テンジン「ハウジング・ドット・BT」:
不動産オンライン取引プラットフォーム。ティンプーには5,000棟もの建物があるが、年間で375件の賃貸契約絡みの紛争があると指摘。

(4)ダン・クマール・シャンデン「エコ・ウェイスト・ソリューション」:
ワンデュポダン県とプナカ県において、廃棄物処理を請け負い。ゴミの積換えステーションの設置資金の調達を企画。

(5)サンゲイ・ゲンポ「グリーン・パス」:
タシガン・タウンのホテルやレストランを顧客とした廃棄物処理業者。投資家からの出資を受け、ゴミ分別機と輸送トラック調達による設備投資を行いたい由。

ジャブ・チョールは、事業開始に必要な初期投資の資金調達を必要とする若い企業家やスタートアップを、資金を持ち投資対象を探している個人や企業と結びつけるためのプラットフォーム。このパイロットイニシアチブは、エンジェル投資家の概念に触発された。 エンジェル投資家は、事業の初期段階で企業家やスタートアップに資金を拠出する裕福な個人であり、資金と引き換えに持株を有することになる。

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トカゲのしっぽ切りにならないように [ブータン]

このブログをご覧になられているブータン好きのフォロワーの方々の間では、なぜSanchaiがブログでブータン人日本就学就労支援制度「Learn and Earn」について触れないのかと怪訝に思っておられた方もいらっしゃるのではないかと思う。確かに、ブータンの現地メディアで、12月に最もホットだった話題といえばこの話なので、意図的にこの話題を避けてきたのではないかと思われても仕方ない。

2017年4月にこの制度の第1期で日本に行った若者の中から自殺者が出たり、既に帰国した若者や、未だ日本にいる若者の父兄が「政府どうにかしろ」と新政権や野党、さらには国王にまで陳情したという話もあって、あまりにも報道が多すぎて手に負えなかったというのが正直なところである。さらには、月末近くになって、1年前から査察をしていて、いつ公表するのかとずっと気になっていた反腐敗委員会(ACC)の報告書まで飛び出した。

Learn and Earnは日本だけを対象とした事業ではない。この間、マレーシアでもブータンの若者が就業機会が約束通り提供されなかったと訴えたケースも明るみになったし、ACCの査察対象は日本だけでなく対インドの事業も含まれていて、前の労働大臣が同族企業に便宜を図っただの、労働省雇用人材局長も公務員規程に抵触する行いがあっただの、報道が入り乱れていて、記事の取捨には相当悩んだ。

ただ、ここまでの一連の報道を見ていて、前の労働大臣や労働省雇用人材局長の汚職とか、対日本事業の実施機関となっていたBEOの事業免許の合法性とか、そういうところに報道が集中しちゃっていて、もう少し冷静に、制度を利用しようとしたブータンの若者の認識の甘さや、安易に銀行融資という制度を適用した政策立案者の認識の甘さ、さらにはなぜ借入金の返済に窮することになってしまったのかという日本の生活費の高さといった点についての分析が少ないのが気になっていた。

そうしたところに、12月29日付のクエンセルに、興味深い表が2つ掲載されていた。

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出所:"Cabinet to discuss overseas programme in Japan" Kuensel、2018年12月29日
http://www.kuenselonline.com/cabinet-to-discuss-overseas-programme-in-japan/

後ろが切れちゃってて申し訳ありません。これは労働省が公表した、そもそも日本に行って暮らしていくのにいくらかかるのかという試算である。総額は64万9000ニュルタムだが、この表を見て驚いたのは彼らが日本で通う日本語学校の学費である。

51万9000ニュルタム!―――うちの子どもの大学の学費よりも高くないか?

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今後見られる教育セクターの変革2 [ブータン]

教育省、STEM教育専門プレミアスクール開設へ
Education ministry to establish a premier school for STEM
Kuensel、2019年1月1日、Rajesh Rai記者(プンツォリン)
http://www.kuenselonline.com/education-ministry-to-establish-a-premier-school-for-stem/
【抄訳】
教育省は、先週プンツォリンで開催された第19回全国教育会議で、科学、技術、工学、数学(STEM)教育のためのプレミアスクールを開校することを決定し、開校に向けた具体的な詳細計画策定調査を実施することになった。

会議期間中行なわれた現状報告では、ブータンの生徒の数学と理科の平均点が先進国よりも悪いことが指摘された。教育省学校計画調整課(SPCD)のイシ・レンドップ職員によると、英語、数学、理科の3教科について、2008年に当時の王立教育評議会(REC)が18校のクラス5、クラス7、クラス9の生徒を対象に行った標準診断試験の結果から、生徒の学習成果は、学年レベルの最低限の期待値を下回っていることを指摘し、生徒の多くが中核的概念を理解できず、学年や科目を超えて現実の状況に知識を適用できないと述べている。「生徒たちは、数学や識字能力を日常生活での基本的な作業に生かすことができませんでした。」

クラス10の理科と数学の学習効果に関する発表では、2017年の理科で80点以上を獲得した生徒はわずか3%しかいなかった。2016年も同様であった。数学については、80点以上を獲得した生徒は、2016年の6%から、2017年には5%に減少していたという。クラス12の学生を対象に行われた調査では、数学については、2016年の9%から、2017年には6%に低下した。

一方、会議参加者によれば、ブータンはSTEM教育を開始する準備ができていると述べた。第12次五カ年計画期間中に開始すべきだとの声も上がった。STEM教育を開始するには、クラス7から12、クラス9から12、クラス11から12の3つの選択肢があるという。

学校教育局の首席教育担当官は、STEMだけでなく、アートも含めてSTEAM教育が考慮されるべきだと述べた。「アートも同様に考慮されるべきです」と彼は言う、今日の傾向では、最近クラス11でアートを選ぶ子供の数が増えていることを示している。さらに、同担当官は、 その他、言語、歴史、経済学のような重要な科目でも、生徒のパフォーマンスはよくないと付け加えた。

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バイパス道路の要否 [ブータン]

ウラ・リンミタン道路拡幅はシンカル・ゴルガン道路にかかっている
Ura-Lingmithang widening to depend on Shingkhar-Gorgan fate
Kuensel、2018年12月29日、Yangchen C Rinzin記者
http://www.kuenselonline.com/ura-lingmithang-widening-to-depend-on-shingkhar-gorgan-fate/

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【抄訳】
これまでにも議論されてきたシンカル・ゴルガン道路問題が再び注目されてきた。公共事業省は、全国環境コミッション(NEC)がルンツィまでの行程を100km短縮するバイパス道路の建設計画にゴーサインを出すことを期待し、第12次五カ年計画で、4億ニュルタムの予算を計上した。

28日(金)に行われた報道陣との会談で、ドルジ・ツェリン公共事業相は、シンカル・ゴルガン道路の建設認可が下りなければ、この予算はウラからリンミタンまでの国道の拡幅工事に投入するとの意向を明らかにした。

シンカル・ゴルガン道路の建設は、NECが道路建設にかかる環境クリアランスを道路局に与えていないことでストップしている。公共事業相によると、このシンカル・ゴルガン道路に関する議論は10年以上続いており、同省としては着工準備はできているものの、環境保護問題のためだけに建設はストップしているという。

「我々はNECが求めた追加書類を既に提出済みであり、少なくとも第12次五ヵ年計画の初年度または2年度目までに認可を得ることを望んでいます。 でなければ、我々も時間を浪費したくないので、確保済みの資金は、ウラ・リンミタン国道の拡幅工事に振り向けることにします」――公共事業相はこのように述べた。

NECは、環境クリアランスを決定する際の重要な要因である環境影響評価(EIA)が不十分であることを以前に指摘している。道路が中核エリアを通過しているとの最初のEIA報告書での指摘に対し、道路局は森林許可を取得しており、その道路が中核エリアを通過していないと反論している。

また、2011年から2012年頃に提出されたEIA報告書の記載情報の大部分はデスクサーベイによるものであり、EIAを実施した職員は現場に一度も出向いていないことも指摘されている。

ドルジ・ツェリン大臣は、シンカル・ゴルガン道路は重要であり、NECがまだ環境クリアランスを発行していないと述べた。その遅れが、ウラ・リンミタン国道の拡幅工事の進捗を妨げているとも指摘する。「クリアランスが得られれば、拡幅工事は不要になるでしょう。」

NECはこれまで、道路局に対しEIAのやり直しを求めてきた。大臣は、再評価には多大な費用と時間がかかるため、それほど簡単ではないと反論する。 「EIAを完璧なものにするには、実施資金の確保に2年かかり、さらにEIA実施に2年がかかります。そうなると第12次五カ年計画は既に折り返しを過ぎてしまっています。我々が着工認可を得るのは、2023年にもなってしまうでしょう」と大臣。今求められているのは、評価レポートのどの部分に瑕疵が見られるのか、どのようなデータが欠落しているのかを再検討することだと指摘する。

当初は8億9000万ニュルタムもの費用がかかるとみられていたシンカル・ゴルガン道路は、ティンプーと東部3県と間の移動距離を短縮することが期待されている。この道路はまた、貧困人口が最も多い県の1つであるルンツィにも恩恵をもたらす。 現在、ルンツィに行くには、トゥムシンラ峠を越え、リンミタンまで高度を下げ、そこからまたルンツィに向けて登攀を開始せねばならない。シンカル・ゴルガン間のバイパス道路の総距離は69.6km。これは、従来の国道ルート利用に比べ、約100kmの距離短縮となる。

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今後見られる教育セクターの変革 [ブータン]

ブータンでは、2年に1回、「全国教育会議(National Education Conference)」というのが開催される。2017年1月第2週にプンツォリンで第18回全国会議が開かれた後、第19回は2019年1月だろうと勝手に予想していたら、2018年12月24日から28日まで、同じくプンツォリンで開催された。暖かい南部のプンツォリンは、冬場のカンファレンスで大繁盛だ。プンツォリンまでの移動時間は3.5時間にまで短縮されたとはいえ、やれ大会が終了したからレセプションに来いと招待を受ける外交団とか開発協力機関とかも大変だろう(苦笑)。なんで12月下旬だったか、そのタイミングを考えると、新政権発足後の最初の国会の会期が1月2日から24日までと決まったことが多分影響しているのだろう。

確か前回の決定事項もこのブログではご紹介していたと思うので、今回もそれを踏襲して、メディアで報じられた主な決定事項をここでまとめてご紹介しておく。


◇◇◇◇

ゾンカ語教員、571人不足
Education ministry short of 571 Dzongkha teachers
Kuensel、2018年12月25日、Rajesh Rai記者(プンツォリン)
http://www.kuenselonline.com/education-ministry-short-of-571-dzongkha-teachers/
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【ポイント】
12月24日に始まった第19回全国教育会議のオープニングセッションで教育省関係者が述べたところでは、ゾンカ語(国語)教員が現在571人不足しており、第12次五カ年計画期間中に、このギャップを50人にまで縮小するのが目標だという。これは、第18回大会で決議された、ゾンカ語は専任の教員によって指導が行われなければならないとする方針の影響。クラスPP(日本の幼稚園年長組に相当)からクラス3(同小学校3年生相当)まではこれまでゾンカ語が教科としてはなかったが、前回大会ではこれをカバーし、ゾンカ語はクラスPPからクラス12(同高校3年生相当)まで必須となった。取りあえず小学校低学年のクラス担任の一般教員(General Teacher)がゾンカ語も教えることでしのいできた由。

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